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宮崎大学/2018年度/前期

宮崎大学 2018年 数学 第3問解答・解説

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1問題

宮崎大学2018年度第3問

医学部

3 点 OO を原点とする座標平面において,点 PP は中心が OO,半径が1の円の周上を動き,点 QQ は4点 A(2,0),B(0,2),C(−2,0),D(0,−2)A(2,0),B(0,2),C(-2,0),D(0,-2) を頂点とする四角形の周上を動くとする。ただし,P,QP,Q は PQ=2PQ=2 を満たすように動くとする。このとき,次の各問に答えよ。

(1) 内積 OP→⋅OQ→\overrightarrow{OP}\cdot\overrightarrow{OQ} の最大値と最小値を求めよ。

(2) 直線 PQPQ と点 OO の距離の最大値と最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 最大値 12\displaystyle \frac12,最小値 −12\displaystyle -\frac12 / (2) 最大値 154\displaystyle \frac{\sqrt{15}}4,最小値 74\displaystyle \frac{\sqrt7}4

3解答

解答を見る途中式つきの解答

点Qの座標を(x,y)(x,y)とおく。Qは頂点(2,0),(0,2),(−2,0),(0,−2)(2,0),(0,2),(-2,0),(0,-2)をもつ四角形の周上にあるから、∣x∣+∣y∣=2|x|+|y|=2である。ここでt=∣OQ→∣2=x2+y2t=|\overrightarrow{OQ}|^2=x^2+y^2とおくと、t=(∣x∣+∣y∣)2−2∣xy∣=4−2∣xy∣t=(|x|+|y|)^2-2|xy|=4-2|xy|である。また、0≦∣xy∣≦10\le |xy|\le 1((∣x∣−∣y∣)2≧0(|x|-|y|)^2\ge0より)なので、2≦t≦42\le t\le4となる。t=2t=2は各辺の中点で、t=4t=4は頂点で実現する。∣OQ∣=t|OQ|=\sqrt tは2≦t≦2\sqrt2\le\sqrt t\le2を満たし、∣2−1∣<t<2+1|2-1|<\sqrt t<2+1であるから、いずれのQに対しても長さOP=1,PQ=2,OQ=tOP=1, PQ=2, OQ=\sqrt tの三角形を作るPが存在する。したがってttの両端も条件を満たす点P,Qで実現する。

(1) PQ=2PQ=2より、ベクトルの内積について4=∣OP→−OQ→∣2=1+t−2OP→⋅OQ→4=|\overrightarrow{OP}-\overrightarrow{OQ}|^2=1+t-2\overrightarrow{OP}\cdot\overrightarrow{OQ}である。よってOP→⋅OQ→=(t−3)/2\overrightarrow{OP}\cdot\overrightarrow{OQ}=(t-3)/2。これはttの増加とともに増加するから、t=2t=2で最小値−1/2-1/2、t=4t=4で最大値1/21/2をとる。

(2) θ=∠POQ\theta=\angle POQとする。余弦定理よりcos⁡θ=(1+t−4)/(2t)=(t−3)/(2t)\cos\theta=(1+t-4)/(2\sqrt t)=(t-3)/(2\sqrt t)。直線PQまでのOからの距離をhhとすると、三角形OPQの面積を底辺PQで表してhh、二辺OP,OQとその間の角で表して(t/2)sin⁡θ(\sqrt t/2)\sin\thetaだから、h=(t/2)sin⁡θh=(\sqrt t/2)\sin\thetaである。したがって、

h2=t4(1−cos⁡2θ)=4t−(t−3)216=−t2+10t−916\displaystyle h^2=\dfrac{t}{4}(1-\cos^2\theta)=\dfrac{4t-(t-3)^2}{16}=\dfrac{-t^2+10t-9}{16}。

2≦t≦42\le t\le4において、f(t)=−t2+10t−9f(t)=-t^2+10t-9は増加する。実際、2≦t1<t2≦42\le t_1<t_2\le4ならf(t2)−f(t1)=(t2−t1)(10−t1−t2)>0f(t_2)-f(t_1)=(t_2-t_1)(10-t_1-t_2)>0である。よってh2h^2、従ってhhもttとともに増加する。t=2t=2でh2=7/16h^2=7/16、t=4t=4でh2=15/16h^2=15/16となるので、距離の最小値は7/4\sqrt7/4、最大値は15/4\sqrt{15}/4である。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • 座標による距離
  • 余弦定理
  • 三角比による面積
  • 三角比と相互関係

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