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長崎大学/2009年度/前期

長崎大学 2009年 数学 第6問解答・解説

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1問題

長崎大学2009年度第6問

四面体OABCにおいて,OA=1, OB=OC=3, ∠AOB=∠AOC=90∘, ∠BOC=α(0∘<α<90∘)OA=1,\ OB=OC=\sqrt{3},\ \angle AOB=\angle AOC=90^\circ,\ \angle BOC=\alpha\quad(0^\circ<\alpha<90^\circ) とする。辺OC上の点Pと辺AB上の点Rを,線分PRの長さが最小になるような位置にとる。また,OA→=a⃗, OB→=b⃗, OC→=c⃗\overrightarrow{OA}=\vec{a},\ \overrightarrow{OB}=\vec{b},\ \overrightarrow{OC}=\vec{c} とおく。次の問いに答えよ。

(1) cos⁡α=x\cos\alpha=x とし,線分PRの長さをxの関数として表せ。

(2) 線分OAの中点をM,線分BCを5:9に内分する点をNとする。線分PRと線分MNが交わるようにxの値を定めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)PR=3(1−x2)4−3x2(0<x<1)\displaystyle \quad PR=\sqrt{\frac{3(1-x^2)}{4-3x^2}}\quad(0<x<1)\qquad(2)x=23\displaystyle \quad x=\frac23

3解答

解答を見る途中式つきの解答

x=cos⁡αx=\cos\alpha とおくと、条件より 0<x<10<x<1 である。

0≦s,t≦10\leq s,t\leq1 として、R=(1−s)a⃗+sb⃗R=(1-s)\vec a+s\vec b、P=tc⃗P=t\vec c とおく。a⃗⋅b⃗=a⃗⋅c⃗=0\vec a\cdot\vec b=\vec a\cdot\vec c=0、∣a⃗∣=1|\vec a|=1、∣b⃗∣=∣c⃗∣=3|\vec b|=|\vec c|=\sqrt3、b⃗⋅c⃗=3x\vec b\cdot\vec c=3x だから、 PR2=∣(1−s)a⃗+sb⃗−tc⃗∣2=(1−s)2+3s2+3t2−6stx.PR^2=|(1-s)\vec a+s\vec b-t\vec c|^2=(1-s)^2+3s^2+3t^2-6stx. これを平方完成すると、 PR2=(1−s)2+3(t−sx)2+3s2(1−x2).PR^2=(1-s)^2+3(t-sx)^2+3s^2(1-x^2). 固定した ss に対して t=sxt=sx は 0≦t≦10\leq t\leq1 を満たすので、まずこのとき最小となる。D=4−3x2=1+3(1−x2)D=4-3x^2=1+3(1-x^2) とおけば、 (1−s)2+3s2(1−x2)=D(s−1D)2+3(1−x2)D.\displaystyle (1-s)^2+3s^2(1-x^2)=D\left(s-\frac1D\right)^2+\frac{3(1-x^2)}D. 1<D<41<D<4 より s=1/Ds=1/D は線分上にあり、t=x/Dt=x/D も 0<t<10<t<1 である。したがって最小値は実際に線分上で得られ、PR2=3(1−x2)/(4−3x2)PR^2=3(1-x^2)/(4-3x^2)。よって (1) の答えを得る。

次に、M=12a⃗\displaystyle M=\frac12\vec a、N=914b⃗+514c⃗\displaystyle N=\frac9{14}\vec b+\frac5{14}\vec c である。(1) の最小位置では s=1/Ds=1/D、t=x/Dt=x/D なので、P=xDc⃗\displaystyle P=\frac{x}{D}\vec c、R=D−1Da⃗+1Db⃗\displaystyle R=\frac{D-1}{D}\vec a+\frac1D\vec b。線分 PRPR 上の点を Q=(1−u)P+uRQ=(1-u)P+uR、線分 MNMN 上の点を Q=(1−v)M+vNQ=(1-v)M+vN(0≦u,v≦10\leq u,v\leq1)と表す。a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c は一次独立だから、係数を比較して uD−1D=1−v2,uD=9v14,(1−u)xD=5v14\displaystyle u\frac{D-1}{D}=\frac{1-v}{2},\qquad \frac{u}{D}=\frac{9v}{14},\qquad (1-u)\frac{x}{D}=\frac{5v}{14} を得る。第2、第3式から v=14u/(9D)v=14u/(9D)、u=9x/(5+9x)u=9x/(5+9x)。これを第1式に代入すると D=u(6(1−x2)+149),(4−3x2)(5+9x)=x(68−54x2).\displaystyle D=u\left(6(1-x^2)+\frac{14}{9}\right),\qquad (4-3x^2)(5+9x)=x(68-54x^2). 整理して (3x−2)(x−1)(9x+10)=0.(3x-2)(x-1)(9x+10)=0. 0<x<10<x<1 より候補は x=2/3x=2/3 のみである。このとき u=6/11u=6/11、v=7/22v=7/22 となり、どちらも 00 と 11 の間にあるため、実際に線分 PRPR と線分 MNMN は交わる。したがって (2) の答えは x=2/3x=2/3 である。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • 距離の二乗の平方完成
  • 線分の媒介変数表示
  • 係数比較・因数分解

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