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千葉大学/2010年度

千葉大学 2010年 数学 第7問解答・解説

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1問題

千葉大学2010年度第7問

△ABCは, 1辺の長さが1の正三角形で, tは正の実数とする。

b→=AB→,c→=AC→\overrightarrow{b}=\overrightarrow{AB},\overrightarrow{c}=\overrightarrow{AC} とおく。

直線 AB, AC 上にそれぞれ点 D, E があり, AD→=tb→\overrightarrow{AD} = t\overrightarrow{b}, AE→=tc→\overrightarrow{AE} = t\overrightarrow{c} をみたしている。正三角形 △ADE\triangle ADE の重心を G, 線分 BE の中点を M とする。

(1) 内積 MC→⋅MG→\overrightarrow{MC} \cdot \overrightarrow{MG} を計算せよ。

(2) t が正の実数全体を動くとき, △CGM の面積を最小にする t の値と, そのときの面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

正三角形の辺ベクトルの長さ・内積から各点の位置を表し、MCとMGの直交を示す。辺の長さを内積で求め、直角三角形の底辺×高さの公式で面積を出して平方完成する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • MC→⋅MG→=0,t=32,[△CGM]min⁡=332.\displaystyle \overrightarrow{MC}\cdot\overrightarrow{MG}=0,\qquad t=\frac32,\quad [\triangle CGM]_{\min}=\frac{\sqrt3}{32}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

∣b⃗∣=∣c⃗∣=1|\vec b|=|\vec c|=1,   b⃗⋅c⃗=12\displaystyle \vec b\cdot\vec c=\frac12. Aを原点にとると   G⃗=t3(b⃗+c⃗),M⃗=12(b⃗+tc⃗)\displaystyle \vec G=\frac t3(\vec b+\vec c),\quad \vec M=\frac12(\vec b+t\vec c). 従って   MC⃗=−12b⃗+(1−t2)c⃗\displaystyle \vec{MC}=-\frac12\vec b+\left(1-\frac t2\right)\vec c,    MG⃗=(t3−12)b⃗−t6c⃗\displaystyle \vec{MG}=\left(\frac t3-\frac12\right)\vec b-\frac t6\vec c. この2ベクトルの内積は MC⃗⋅MG⃗=(−t6+14)+(−t6+t212)+(−t212+t3−14)=0.\displaystyle \begin{aligned} \vec{MC}\cdot\vec{MG} &=\left(-\frac t6+\frac14\right)+\left(-\frac t6+\frac{t^2}{12}\right) +\left(-\frac{t^2}{12}+\frac t3-\frac14\right)=0. \end{aligned} よって ∠CMG=90∘\angle CMG=90^\circ. また内積で長さの2乗を求めると ∣MC⃗∣2=14+(1−t2)2−12(1−t2)=t2−3t+34,∣MG⃗∣2=(t3−12)2+(t6)2−t6(t3−12)=t2−3t+312.\displaystyle \begin{aligned} |\vec{MC}|^2&=\frac14+\left(1-\frac t2\right)^2-\frac12\left(1-\frac t2\right)=\frac{t^2-3t+3}{4},\\ |\vec{MG}|^2&=\left(\frac t3-\frac12\right)^2+\left(\frac t6\right)^2-\frac t6\left(\frac t3-\frac12\right)=\frac{t^2-3t+3}{12}. \end{aligned} ここで Q=t2−3t+3>0Q=t^2-3t+3>0 とおく。底辺と高さ(または三角比による面積公式)から   [△\triangle CGM]=12\displaystyle \frac12|MC⃗\vec{MC}| |MG⃗\vec{MG}|sin⁡\sin90^∘\circ=324\displaystyle \frac{\sqrt3}{24}Q. 平方完成すると [△CGM]=324((t−32)2+34)\displaystyle [\triangle CGM]=\frac{\sqrt3}{24}\left(\left(t-\frac32\right)^2+\frac34\right). したがって t=32\displaystyle t=\frac32 のとき最小で、最小面積は 332\displaystyle \frac{\sqrt3}{32}.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 三角比による面積
  • 二次関数の最大・最小

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