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千葉大学/2010年度

千葉大学 2010年 数学 第10問解答・解説

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1問題

千葉大学2010年度第10問

以下の問いに答えよ。

(1) 3n=k3+13^{n}=k^{3}+1 をみたす正の整数の組 (k,n)(k,n) をすべて求めよ。

(2) 3n=k2−403^{n}=k^{2}-40 をみたす正の整数の組 (k,n)(k,n) をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

(1)は立方和の因数分解と最大公約数で3の累乗の因数を制約する。(2)は法8でnの偶奇を限定し、偶数の場合に平方差の因数組を列挙する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) (k,n)=(2,2).(1)\space{}\boxed{(k,n)=(2,2)}.
    (2) (k,n)=(7,2),(11,4).(2)\space{}\boxed{(k,n)=(7,2),(11,4)}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 3∣k3+13\mid k^3+1 より、k≡2(mod3)k\equiv2\pmod3。そこで 3n=k3+1=(k+1)(k2−k+1)3^n=k^3+1=(k+1)(k^2-k+1)。両因数は33で割れ、またその最大公約数は、(k2−k+1)−(k+1)(k−2)=3(k^2-k+1)-(k+1)(k-2)=3より3である。 積が33の累乗なので、k+1=3r, k2−k+1=3s (r,s≧1)k+1=3^r,\ k^2-k+1=3^s\ (r,s\ge1)。k>2k>2なら後者は前者より大きくs>rs>rとなるから、最大公約数は3r=33^r=3、従ってr=1r=1、k=2k=2となり矛盾。よってk=2k=2であり、3n=93^n=9からn=2n=2。 (2) nnが奇数なら3n≡3(mod8)3^n\equiv3\pmod8である。一方k2=3n+40≡3(mod8)k^2=3^n+40\equiv3\pmod8となるが、平方数の法88での剰余は0,1,40,1,4のいずれかなので不可能。よってn=2mn=2m。 すると(k−3m)(k+3m)=k2−32m=40(k-3^m)(k+3^m)=k^2-3^{2m}=40。k2=32m+40k^2=3^{2m}+40よりk>3mk>3^mで、kkと3m3^mはいずれも奇数なので、2つの因数は正の偶数である。 小さい方をd=k−3md=k-3^m、大きい方をe=k+3me=k+3^mとすると、de=40de=40かつd<ed<e。正の偶数因数の組は(d,e)=(2,20),(4,10)(d,e)=(2,20),(4,10)。 (d,e)=(2,20)(d,e)=(2,20)ならk=11, 3m=9k=11,\ 3^m=9よりm=2, n=4m=2,\ n=4。(d,e)=(4,10)(d,e)=(4,10)ならk=7, 3m=3k=7,\ 3^m=3よりm=1, n=2m=1,\ n=2。いずれも元の式を満たす。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • ユークリッドの互除法
  • 対偶・背理法による証明

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