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長崎大学/2012年度/前期

長崎大学 2012年 数学 第7問解答・解説

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1問題

長崎大学2012年度第7問

原点 OO を中心とし、半径1の円を CC とする。次の問いに答えよ。

(1) 直線 y=2y=2 上の点 P(t,2)P(t,2) から円 CC に2本の接線を引き、その接点を M,NM,N とする。直線 OPOP と弦 MNMN の交点を QQ とする。点 QQ の座標を tt を用いて表せ。ただし、tt は実数とする。

(2) 点 PP が直線 y=2y=2 上を動くとき、点 QQ の軌跡を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    Q=(tt2+4,2t2+4)\displaystyle Q=\left(\frac{t}{t^2+4},\frac{2}{t^2+4}\right).
  • (2)
    x2+(y−14)2=116\displaystyle x^2+\left(y-\frac14\right)^2=\frac1{16}, ただし原点を除く。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円 CC 上の接点を M=(a,b)M=(a,b) とすると a2+b2=1a^2+b^2=1。その点での接線は ax+by=1.ax+by=1. 外部点 P=(t,2)P=(t,2) からの接点M,Nはともに at+2b=1at+2b=1 を満たすから、弦MNの方程式は tx+2y=1.tx+2y=1. OP=t2+4>1OP=\sqrt{t^2+4}>1 なので接点は異なり、この直線は弦MNそのものである。直線OP上の点を (x,y)=(st,2s)(x,y)=(st,2s) とおくと、MNとの交点は s(t2+4)=1,s=1t2+4.\displaystyle s(t^2+4)=1, \qquad s=\frac1{t^2+4}. したがって Q=(tt2+4,2t2+4).\displaystyle Q=\left(\frac{t}{t^2+4},\frac2{t^2+4}\right).

(2) Q=(x,y)Q=(x,y) とおくと 2(x2+y2)=2t2+4=y,\displaystyle 2(x^2+y^2)=\frac2{t^2+4}=y, よって x2+(y−14)2=116.\displaystyle x^2+\left(y-\frac14\right)^2=\frac1{16}. また y=2/(t2+4)>0y=2/(t^2+4)>0 なので原点は軌跡に含まれない。

逆に、この円上の原点以外の点 (x,y)(x,y) では y>0y>0 であり、円の式から x2+y2=y/2x^2+y^2=y/2。t=2x/yt=2x/y とおけば t2+4=4(x2+y2)y2=2y,\displaystyle t^2+4=\frac{4(x^2+y^2)}{y^2}=\frac2y, したがって t/(t2+4)=xt/(t^2+4)=x、2/(t2+4)=y2/(t^2+4)=y。ゆえに原点以外の円周上のすべての点が実現し、求める軌跡は円周から原点を除いた部分である。

単位円の接線条件から2接点を通る弦MNを求め、OPとの交点を計算した。Qの座標から円の式を導き、逆に円周上の原点以外の点をパラメータtで実現できることも示した。

この問題で使う考え方

  • 円の接線の方程式
  • 弦と直線の交点
  • 媒介変数による軌跡と逆向きの確認

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