長崎大学/2012年度/前期
長崎大学 2012年 数学 第8問解答・解説
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1問題
実数 が連立不等式 を満たすとき、次の問いに答えよ。
(1) 連立不等式(A)、(B)が表す 平面上の領域は、どのような図形であるか答えよ。また、その理由を述べよ。
(2) 連立不等式(A)、(B)が満たす実数 において、 がとりうる値の範囲、および がとりうる値の範囲をそれぞれ求めよ。
(3) 連立不等式(A)、(B)を満たす整数 を考える。このとき、 が最大となる整数 を求めよ。ただし、、 として計算してよい。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 境界を含まない平行四辺形の内部。 (2) 、。 (3) 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) , とおけば である。常用対数をとり、 とすると、条件は , となる。境界の二組の直線はそれぞれ平行であり、両組の傾き と は異なる。また連立式の和と差から と一意に解けるので、二組の間の共通部分は空でない。従って領域は四つの境界直線に囲まれた平行四辺形の内部であり、境界を含まない。
(2) 和と差をとると , だから、求める範囲は 範囲内の値が全てとれることも確認する。 として と選べば が全範囲を動く。また とすれば が全範囲を動く。いずれも(1)の連立式から実数 が求まるので、上の範囲は必要十分である。
(3) とおく。整数 なら は整数であり、(2)より 従って 。 と仮定して を代入すると 第1式の整数解は のみ、第2式は のみであり、同時には満たせない。実際 , , , をそれぞれ境界と比較できる。よって 。
の場合は 第1式は整数 、第2式は だけを許す。従って が唯一の最大化する組である。このとき両対数は , で元の開区間に入り、最大値 は実現する。
この問題で使う考え方
- 対数による一次不等式への変換
- 連立一次方程式の和と差
- 整数候補の絞り込み
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