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長崎大学/2016年度/前期

長崎大学 2016年 数学 第3問解答・解説

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1問題

長崎大学2016年度第3問

半径1の円に内接する正十二角形 DD がある。その面積を SS とする。DD の各辺の中点を順に結んで正十二角形 D1D_{1} をつくる。さらに、D1D_{1} の各辺の中点を順に結んで正十二角形 D2D_{2} をつくる。このように、Dn−1D_{n-1} の各辺の中点を順に結んで正十二角形 DnD_{n} をつくる n≧2n\geq2。DnD_{n} の面積を SnS_{n} とする。以下の問いに答えよ。

(1) SS と S1S_{1} を求めよ。

(2) SnS_{n} を nn の式で表せ (n≧1)(n\geq1)。

(3) Sn≦12S\displaystyle S_{n}\leq\frac{1}{2}S となる最小の整数 nn を求めよ。ただし、1.89<log⁡2(2+3)<1.91.89<\log_{2}(2+\sqrt{3})<1.9 である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) S=3\quad S=3\quad 、S1=3(2+3)/4\quad S_1=3(2+\sqrt3)/4\quad 。 (2) Sn=3((2+3)/4)n\quad S_n=3((2+\sqrt3)/4)^n\quad (n≧1\quad n\ge1\quad )。 (3) 最小の n\quad n\quad は 10\quad 10\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)S=12⋅12sin⁡π6=3,S1=3cos⁡2π12=31+cos⁡(π/6)2=3(2+3)4.(2)q=cos⁡2π12=2+34,Sn=3qn=3(2+34)n(n≧1).(3)−0.11<log⁡2q=log⁡2(2+3)−2<−0.1,9log⁡2q>−0.99>−1,10log⁡2q<−1,q9>12,q10<12,∴nmin⁡=10.\displaystyle \begin{aligned}\text{(1)}\quad &S=12\cdot\frac12\sin\frac\pi6=3,\\&S_1=3\cos^2\frac\pi{12}=3\frac{1+\cos(\pi/6)}2=\frac{3(2+\sqrt3)}4.\\[2pt]\text{(2)}\quad &q=\cos^2\frac\pi{12}=\frac{2+\sqrt3}{4},\\&S_n=3q^n=3\left(\frac{2+\sqrt3}{4}\right)^n\quad(n\ge1).\\[2pt]\text{(3)}\quad &-0.11<\log_2q=\log_2(2+\sqrt3)-2<-0.1,\\&9\log_2q>-0.99>-1,\quad10\log_2q<-1,\\&q^9>\frac12,\quad q^{10}<\frac12,\quad\therefore n_{\min}=10.\end{aligned}

正十二角形の辺中点を結んだ図形も正十二角形で、その外接半径は前段階の半径にcos⁡(π/12)\cos(\pi/12)を掛けた値となる。面積比は毎回q=cos⁡2(π/12)q=\cos^2(\pi/12)で一定。与えられた対数の評価はlog⁡2q\log_2qが−0.11-0.11と−0.1-0.1の間にあることを示すため、9回後はまだ面積が半分を超え、10回後には半分未満となる。

この問題で使う考え方

  • 正多角形の扇形・三角形分割
  • アポセムによる相似比
  • 等比数列と対数不等式

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