点 A(−1,21) を通り、傾きが m の直線 ℓ はy−21=m(x+1),y=mx+m+21 である。
(1) C と ℓ の交点では 2x2=mx+m+21 だから、x2−2mx−2m−1=0,(x+1)(x−(2m+1))=0. よって x=−1 または x=2m+1 であり、それぞれの y 座標は放物線の式から 21、2(2m+1)2 となる。したがって交点は (−1,21)、(2m+1,2(2m+1)2) である。
(2) ℓ と x 軸との交点の x 座標を x0 とすると、0=mx0+m+21,x0=−1−2m1<−1. また C は x 軸と x=0 で交わる。第2象限で囲まれる図形は、線分 x=x0 から x=−1 までは ℓ と x 軸の間、線分 x=−1 から x=0 までは C と x 軸の間にある。前者は底辺 2m1、高さ 21 の三角形であり、後者の面積は定積分で求められるから、S(m)=21⋅2m1⋅21+∫−102x2dx=8m1+61=24m4m+3.
(3) ℓ−C はmx+m+21−2x2=−21(x+1)(x−(2m+1))=21(x+1)(2m+1−x) と因数分解できる。これは −1<x<2m+1 で正なので、両曲線で囲まれた面積はT(m)=∫−12m+1(ℓ−C)dx=21∫02m+2u(2m+2−u)du=12(2m+2)3=32(m+1)3, ただし u=x+1 とおいた。したがってmS(m)T(m)=4m+316(m+1)3. m>0 では分母 4m+3 は正だから、これが 18 となる条件はP(m)=8m3+24m2−12m−19=0 と同値である。P′(m)=24m2+48m−12,P′′(m)=48m+48>0 より P′ は m>0 で増加し、P′(0)<0<P′(109) だから、P は正の範囲でいったん減少した後に増加する。またP(0)=−19<0,P(109)=−125566<0,P(1)=1>0. よって 0<m≦109 では P(m)<0 であり、m≧109 では P は増加するので、条件を満たす m はただ一つで 109<m<1 にある。従って求める自然数は n=9 である。