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名古屋市立大学/2018年度/前期

名古屋市立大学 2018年 数学 第2問解答・解説

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1問題

名古屋市立大学2018年度第2問

図に示す正方形 ABCDABCD 上の頂点を左回りに動く点 PP と点 QQ がある。点 PP,点 QQ は,それぞれ,コインを投げて表ならば2つ,裏ならば1つ,頂点から頂点へ移動する。コインの表と裏の出る確率は等しいものとする。ただし,最初,点 PP は頂点 AA の位置に,点 QQ は頂点 CC の位置にいるものとする。まず,コインを10回投げて,点 PP のみ動かす。次に,コインを10回投げて,点 QQ のみ動かすものとする。以下の問いに答えよ。

正方形ABCDが実線で描かれ、左上にA、左下にB、右下にC、右上にDのラベルがある。

(1) 点 PP が A,B,C,DA,B,C,D の位置にいる確率をそれぞれ求めよ。   (2) 点 PP と点 QQ が同じ位置にいる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)P(A)=14,P(B)=1564,P(C)=14,P(D)=1764.\displaystyle \quad P(A)=\frac14,\quad P(B)=\frac{15}{64},\quad P(C)=\frac14,\quad P(D)=\frac{17}{64}.\qquad (2)5112048.\displaystyle \quad \frac{511}{2048}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

表が出た回数をそれぞれ hP,hQh_P,h_Q とする。10回のうち表が kk 回出る場合の数は (10k)\displaystyle \binom{10}{k} であり、全事象は 210=10242^{10}=1024 通りである。  (1) 点 PP は1回ごとに1つ進み、表のときはさらに1つ進むので、10回後の移動数は 10+hP10+h_P である。したがって hPh_P を4で割った余りが 0,1,2,30,1,2,3 のとき、点 PP はそれぞれ C,D,A,BC,D,A,B にいる。各余りの場合の数はhP≡0(mod4):(100)+(104)+(108)=256,hP≡1(mod4):(101)+(105)+(109)=272,hP≡2(mod4):(102)+(106)+(1010)=256,hP≡3(mod4):(103)+(107)=240.\displaystyle \begin{aligned}h_P\equiv0\pmod4 &: \binom{10}{0}+\binom{10}{4}+\binom{10}{8}=256,\\h_P\equiv1\pmod4 &: \binom{10}{1}+\binom{10}{5}+\binom{10}{9}=272,\\h_P\equiv2\pmod4 &: \binom{10}{2}+\binom{10}{6}+\binom{10}{10}=256,\\h_P\equiv3\pmod4 &: \binom{10}{3}+\binom{10}{7}=240.\end{aligned}よって、PP が A,B,C,DA,B,C,D にいる確率は順に 256/1024=1/4256/1024=1/4, 240/1024=15/64240/1024=15/64, 256/1024=1/4256/1024=1/4, 272/1024=17/64272/1024=17/64 である。  (2) 点 QQ は CC から出発するため、10回後の位置は CC から 10+hQ10+h_Q 個進んだ位置であり、これは A,B,C,DA,B,C,D の順に hQh_Q を4で割った余りが 0,1,2,30,1,2,3 の場合に対応する。従って QQ が A,B,C,DA,B,C,D にいる確率は順に 1/4,17/64,1/4,15/641/4,17/64,1/4,15/64 である。PとQの投げるコインの結果は独立なので、同じ位置にいる確率は14⋅14+1564⋅1764+14⋅14+1764⋅1564=5112048.\displaystyle \frac14\cdot\frac14+\frac{15}{64}\cdot\frac{17}{64}+\frac14\cdot\frac14+\frac{17}{64}\cdot\frac{15}{64}=\frac{511}{2048}.これで求める確率が得られた。

この問題で使う考え方

  • 積の法則
  • 組合せ
  • 独立な試行
  • 確率の基本法則

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