名古屋大学/2003年度
名古屋大学 2003年 数学 第1問解答・解説
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1問題
2次方程式 x² − px − q = 0 は実数解 α, β を持つものとする。座標平面上の点列 {Pₙ(aₙ, bₙ)} (n = 0, 1, 2, ...) を次のように定める。(a₀, b₀) = (0, 0), (aₙ, bₙ)ᵀ = [[q, p], [pq, p² + q]](aₙ₋₁, bₙ₋₁)ᵀ + (1, α)ᵀ (n = 1, 2, 3, ...)。
(1) P₂, P₃ の座標を α のみを用いて表せ。
(2) Pₙ の座標を α のみを用いて表せ。
(3) n → ∞ のとき、Pₙ(aₙ, bₙ) がある点 P(a, b) に収束するための必要十分条件を α に関する条件として与え、その点 P(a, b) を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 。 (2) 。α²≠1なら Pₙ=、α²=1なら Pₙ=(n,nα)。 (3) 収束する必要十分条件は 。収束先は 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
は与えられた二次方程式の解なので、 である。行列の成分を直接計算すると したがって帰納的に となり、漸化式は と整理できる。
(1) 順に代入すると
(2) に対して等比数列の和より では初期条件どおり である。
(3) なら であり、 一方、 なら上の和の各項が1以上なので となり、有限な点へ収束しない。 したがって必要十分条件は 、極限点は上記の点である。
この問題で使う考え方
- 成分ごとの行列乗算
- 帰納法
- 等比数列の和
- 数列の極限
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