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名古屋大学/2003年度

名古屋大学 2003年 数学 第4a,4b第4問の選択肢問解答・解説

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1問題

名古屋大学2003年度第4a,4b第4問の選択肢問

〔p.4〕第4問は選択問題である。つぎの④(a)または別紙の④(b)のいずれか一方を選んで解答せよ。 4(a)

(1) 平行四辺形 ABCD において、AB = CD = a, BC = AD = b, BD = c, AC = d とする。このとき、a² + b² = 1/2(c² + d²) が成り立つことを証明せよ。

(2) 3つの正数 a, b, c (0 < a ≦ b ≦ c) が a² + b² > c² を満たすとき、各面の三角形の辺の長さを a, b, c とする四面体が作れることを証明せよ。〔p.5・別紙〕第4問は選択問題である。つぎの④(b)または別紙の④(a)のいずれか一方を選んで解答せよ。 4(b) 各点で微分可能な関数 y = f(x) のグラフが右の図で与えられている。

「y=f(x)のグラフ」とあり、正方向の矢印がある横軸x、縦軸yに曲線が描かれている。曲線は左側のy=1の水平部分から下がり、x=−2でx軸を横切り、x=−1付近のy=−1で谷となり、原点を通ってx=1付近のy=1で山となる。その後は下がってx=2でx軸を横切り、右側のy=−1の水平部分につながる。横軸は−4から4まで1刻み、縦軸には−1、1、2と記されている。谷(−1,−1)付近から山(1,1)付近までは原点を通る傾き1の直線で、x≦−3付近はy=1、x≧3付近はy=−1で一定である。

このとき、y = f′(x) と y = ∫₀ˣ f(t) dt のグラフの概形を解答欄の所定の位置に描け。また、そのようなグラフを描いたポイントを列挙して説明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 4(b)
    f′は偶関数の概形で、|x|≧3では0、−3<x<−1−3<x<−1と1<x<31<x<3で負、−1<x<1−1<x<1で正。f′(−3)=f′(−1)=f′(1)=f′(3)=0f′(−3)=f′(−1)=f′(1)=f′(3)=0。Fは偶関数、F(0)=0F(0)=0でx=0x=0に極小、x=±2x=±2に極大。Fは(-2,0),(2,∞)で減少、(-∞,-2),(0,2)で増加。x≦−3は傾き1、x≧3は傾き−1の直線。 F の極大値を H>0H>0、両側の尾部の零点を ±c(c>3)±c (c>3) と表す。H と c の正確な値は未確定。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

元図から ff は原点対称で、水平部分は x≦−3x\le-3 と x≧3x\ge3、零点は −2,0,2-2,0,2 です。ff は −3-3 から −1-1 まで減り、−1-1 から 11 まで増え、11 から 33 まで減ります。よって f′f' は偶関数の形になり、水平部分では0、減少区間で負、増加区間で正です。微分可能性と水平・極値の接線から f′f' は x=−3,−1,1,3x=-3,-1,1,3 で0です。谷と山の高さは図から読み取った概形として描きます。

F(x)=∫0xf(t) dt\displaystyle F(x)=\int_0^x f(t)\,dt とおくと F′=fF'=f です。ff が原点対称(奇関数の形)なので FF は偶関数で、F(0)=0F(0)=0 です。ff の符号から FF は x<−2x<-2 で増加、−2<x<0-2<x<0 で減少、0<x<20<x<2 で増加、x>2x>2 で減少し、極小は 00、極大は ±2\pm2 です。∣x∣≧3|x|\ge3 では ff がそれぞれ定数1,−1なので、FF は左側で傾き1、右側で傾き−1の直線になります。図の正負の面積に合わせて高さを概形として合わせ、Fの偶対称性を保って描きます。

保存済みの増減・偶奇性・直線尾部を図にまとめた。f′f' は偶関数で、∣x∣≧3|x|\ge3 では0、(−3,−1)(-3,-1) と (1,3)(1,3) で負、(−1,1)(-1,1) で正。FF は偶関数で F(0)=0F(0)=0、F(±2)=H>0F(\pm2)=H>0、零点を ±c\pm c(c>3c>3)と表す。∣x∣≧3|x|\ge3 では傾きが左で1、右で−1の直線になる。原文から極値の高さ HH や零点の正確な位置 cc は決められないため、添付図は尺度を示さない概形である。

この問題で使う考え方

  • 導関数と単調性の対応
  • 定積分の累積関数
  • 偶奇性による対称性

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