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名古屋大学/2007年度

名古屋大学 2007年 数学 第3問解答・解説

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1問題

名古屋大学2007年度第3問

数列 {a_n}(a_n>0) を次の規則によって定める: a_1=1; ∫_{a_n}^{a_{n+1}} dx/∛x=1 (n=1,2,3,...)。 曲線 y=1/∛x と、x軸および2直線 x=a_n, x=a_{n+1} で囲まれた図形を x軸の周りに1回転させた回転体の体積を V_n とする。このとき lim_{n→∞} √[n]{n} V_n を求めよ。 ※ y=1/∛x は y=1/(∛x) を意味する。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

定積分の条件を a_n^(2/3) の等差差分に変換し、円板法による回転体体積を求めてから平方根の差を有理化する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • π32\displaystyle \pi\sqrt{\frac{3}{2}}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

条件の積分を計算すると 1=∫anan+1x−1/3 dx=32(an+12/3−an2/3),an+12/3−an2/3=23.\displaystyle \begin{aligned} 1&=\int_{a_n}^{a_{n+1}}x^{-1/3}\,dx =\frac32\left(a_{n+1}^{2/3}-a_n^{2/3}\right),\\ a_{n+1}^{2/3}-a_n^{2/3}&=\frac23. \end{aligned} したがって bn=an2/3b_n=a_n^{2/3} は初項 11,公差 23\displaystyle \frac23 の等差数列であり, an2/3=1+(n−1)23=2n+13.\displaystyle a_n^{2/3}=1+(n-1)\frac23=\frac{2n+1}{3}. 回転体の断面は半径 y=x−1/3y=x^{-1/3} の円なので, Vn=π∫anan+1(x−1/3)2 dx=3π(an+11/3−an1/3)=π3(2n+3−2n+1).\displaystyle \begin{aligned} V_n&=\pi\int_{a_n}^{a_{n+1}}(x^{-1/3})^2\,dx =3\pi\left(a_{n+1}^{1/3}-a_n^{1/3}\right)\\ &=\pi\sqrt3\left(\sqrt{2n+3}-\sqrt{2n+1}\right). \end{aligned} よって差を有理化すれば, n Vn=2π32+3/n+2+1/n⟶2π322=π32(n→∞).\displaystyle \begin{aligned} \sqrt n\,V_n &=\frac{2\pi\sqrt3}{\sqrt{2+3/n}+\sqrt{2+1/n}}\\ &\longrightarrow \frac{2\pi\sqrt3}{2\sqrt2} =\pi\sqrt{\frac32}\qquad(n\to\infty). \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 等差数列の一般項と和
  • 不定積分・定積分の性質
  • 定積分による体積
  • 数列の極限

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