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名古屋大学/2010年度

名古屋大学 2010年 数学 第1問解答・解説

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1問題

名古屋大学2010年度第1問

座標空間に8点 O(0, 0, 0), P(1, 0, 0), Q(1, 1, 0), R(0, 1, 0), A(0, 0, 1), B(1, 0, 1), C(1, 1, 1), D(0, 1, 1) をとり,線分 BC の中点を M とする。線分 RD 上の点を N(0, 1, t) とし,3 点 O, M, N を通る平面と線分 PD および線分 PB との交点をそれぞれ K, L とする。

(1) K の座標を t で表せ。

(2) 四面体 OKLP の体積を V(t) とする。N が線分 RD 上を R から D まで動くとき,V(t) の最大値と最小値およびそれらを与える t の値をそれぞれ求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

三次元座標で平面方程式を立て、二つの線分との交点を媒介変数で求める。得られた高さと底面積から体積関数を作り、その増減を調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • K=(2(1−t)4−3t,2−t4−3t,2−t4−3t),Vmax⁡=112 (t=0,1),Vmin⁡=227 (t=23).\displaystyle K=\left(\frac{2(1-t)}{4-3t},\frac{2-t}{4-3t},\frac{2-t}{4-3t}\right),\quad V_{\max}=\frac1{12}\space{}(t=0,1),\quad V_{\min}=\frac2{27}\space{}(t=\tfrac23).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) NN は線分 RDRD 上にあるから 0≦t≦10\leq t\leq1 である。また M=(1,12,1),N=(0,1,t).\displaystyle M=\left(1,\frac12,1\right),\qquad N=(0,1,t). 平面 OMNOMN 上の点は sM+rN=(s,s2+r,s+tr)\displaystyle sM+rN=\left(s,\frac{s}{2}+r,s+tr\right) と表せる。これを (x,y,z)(x,y,z) と書けば s=x, r=y−x2\displaystyle s=x,\ r=y-\frac{x}{2} なので、平面 OMNOMN の方程式は z=(1−t2)x+ty.(1)\displaystyle z=\left(1-\frac t2\right)x+ty. \tag{1} 線分 PDPD 上の点を (1−λ,λ,λ)(0≦λ≦1)(1-\lambda,\lambda,\lambda)\qquad(0\leq\lambda\leq1) とおく。(1)に代入して λ=(1−t2)(1−λ)+tλ\displaystyle \lambda=\left(1-\frac t2\right)(1-\lambda)+t\lambda を解くと λ=2−t4−3t.\displaystyle \lambda=\frac{2-t}{4-3t}. 0≦t≦10\leq t\leq1 のとき 4−3t>04-3t>0 で、12≦λ≦1\displaystyle \frac12\leq\lambda\leq1 だから、交点は実際に線分 PDPD 上にある。よって K=(2(1−t)4−3t,2−t4−3t,2−t4−3t).\displaystyle K=\left(\frac{2(1-t)}{4-3t},\frac{2-t}{4-3t},\frac{2-t}{4-3t}\right).

(2) 線分 PBPB 上の点は (1,0,μ)(1,0,\mu) と表せる。(1)に代入すると μ=1−t2,\displaystyle \mu=1-\frac t2, したがって L=(1,0,1−t2).\displaystyle L=\left(1,0,1-\frac t2\right). 0≦t≦10\leq t\leq1 より 12≦μ≦1\displaystyle \frac12\leq\mu\leq1 で、LL は線分 PBPB 上にある。三角形 OPLOPL は平面 y=0y=0 上にあり、OP=1OP=1, PL=1−t2\displaystyle PL=1-\frac t2 で両辺は垂直だから、その面積は 12(1−t2).\displaystyle \frac12\left(1-\frac t2\right). また、KK から平面 y=0y=0 までの距離は KK の yy 座標 λ=2−t4−3t\displaystyle \lambda=\frac{2-t}{4-3t} である。よって V(t)=13⋅12(1−t2)2−t4−3t=(2−t)212(4−3t)(0≦t≦1).\displaystyle V(t)=\frac13\cdot\frac12\left(1-\frac t2\right)\frac{2-t}{4-3t} =\frac{(2-t)^2}{12(4-3t)} \qquad(0\leq t\leq1). 微分すると V′(t)=(2−t)(3t−2)12(4−3t)2.\displaystyle V'(t)=\frac{(2-t)(3t-2)}{12(4-3t)^2}. 0≦t≦10\le t\le1 の範囲では 2−t>02-t>0, 4−3t>04-3t>0 なので、V′(t)<0V'(t)<0 は 0≦t<23\displaystyle 0\leq t<\frac23、V′(23)=0\displaystyle V'(\frac23)=0、V′(t)>0V'(t)>0 は 23<t≦1\displaystyle \frac23<t\leq1 である。したがって最小値は t=23\displaystyle t=\frac23 のときで V(23)=227.\displaystyle V\left(\frac23\right)=\frac{2}{27}. 最大値は端点で生じ、 V(0)=V(1)=112.\displaystyle V(0)=V(1)=\frac1{12}. 従って最大値は 112\displaystyle \frac1{12}(t=0,1t=0,1)、最小値は 227\displaystyle \frac2{27}(t=23\displaystyle t=\frac23)である。

この問題で使う考え方

  • 空間図形の計量
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの成分表示
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 商の微分
  • 導関数と増減

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