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日本大学/2008年度/2月8日

日本大学 2008年 数学 第3問解答・解説

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1問題

日本大学2008年度第3問

原点 OOの座標平面上に楕円 x24+(y−1)2=1\displaystyle \frac{x^2}{4}+(y-1)^2=1 があり,楕円上に動点 PPをとる。OP=rOP=rとし,動径 OPOPと xx軸の正の向きとのなす角を θ\thetaとする。以下の問いに答えなさい。

(1) この楕円の極方程式は r=8sin⁡θ1+3sin⁡2θ\displaystyle r=\frac{8\sin\theta}{1+3\sin^2\theta} で与えられることを示しなさい。

(2) 0≦θ≦π2\displaystyle 0\leq\theta\leq\dfrac{\pi}{2}のとき,rrの最大値とそのときの点 PPの座標を求めなさい。

(3) 定積分 ∫0π/2r dθ\displaystyle \int_{0}^{\pi/2}r\,d\theta を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

極座標表示を楕円の式に代入し、最大値は平方の非負性から評価する。積分はu=cosθの置換と部分分数分解で自然対数に帰着する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)r=8sin⁡θ1+3sin⁡2θ;\displaystyle (1) r=\frac{8\sin\theta}{1+3\sin^2\theta};
    (2)max⁡r=43,P=(423,43);\displaystyle (2) \max r=\frac4{\sqrt3},\quad P=\left(\frac{4\sqrt2}{3},\frac43\right);
    (3)23ln⁡(7+43)\displaystyle (3) \frac2{\sqrt3}\ln(7+4\sqrt3)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 楕円上の点P≠OP\ne Oを極座標(r,θ)(r,\theta)で表すと、x=rcos⁡θ,y=rsin⁡θx=r\cos\theta, y=r\sin\thetaである。これを楕円の方程式に代入すると r2cos⁡2θ4+(rsin⁡θ−1)2=1,\displaystyle \frac{r^2\cos^2\theta}{4}+(r\sin\theta-1)^2=1, すなわち r(r(1+3sin⁡2θ)4−2sin⁡θ)=0.\displaystyle r\left(\frac{r(1+3\sin^2\theta)}4-2\sin\theta\right)=0. P≠OP\ne Oではr>0r>0なので r=8sin⁡θ1+3sin⁡2θ.\displaystyle r=\frac{8\sin\theta}{1+3\sin^2\theta}. なお楕円は原点を含み、原点は半径0の点としてこの極方程式の端点に含まれる。

(2) s=sin⁡θs=\sin\thetaとおくと0≦s≦10\leq s\leq1であり、 1+3s2−23s=(3s−1)2≧0.1+3s^2-2\sqrt3s=(\sqrt3s-1)^2\geq0. s>0s>0では r=8s1+3s2≦8s23s=43.\displaystyle r=\frac{8s}{1+3s^2}\leq\frac{8s}{2\sqrt3s}=\frac4{\sqrt3}. 等号はs=1/3s=1/\sqrt3のときに成り立つ。したがって最大値は43\displaystyle \frac4{\sqrt3}、このときcos⁡θ=23\displaystyle \cos\theta=\sqrt{\frac23}である。点PPの座標は (x,y)=(rcos⁡θ,rsin⁡θ)=(423,43).\displaystyle (x,y)=(r\cos\theta,r\sin\theta)=\left(\frac{4\sqrt2}{3},\frac43\right). この点を楕円の式に代入すると89+19=1\displaystyle \frac89+\frac19=1となり、確かに楕円上にある。

(3) u=cos⁡θu=\cos\thetaとおくと、du=−sin⁡θ dθdu=-\sin\theta\,d\theta、積分区間はu=1u=1からu=0u=0へ移る。よって ∫0π/2r dθ=8∫01du4−3u2.\displaystyle \int_0^{\pi/2}r\,d\theta=8\int_0^1\frac{du}{4-3u^2}. ここで 84−3u2=22−3u+22+3u\displaystyle \frac8{4-3u^2}=\frac2{2-\sqrt3u}+\frac2{2+\sqrt3u} と部分分数分解できる。両辺を積分して 8∫01du4−3u2=23log⁡2+32−3=23log⁡(7+43).\displaystyle 8\int_0^1\frac{du}{4-3u^2} =\frac2{\sqrt3}\log\frac{2+\sqrt3}{2-\sqrt3} =\frac2{\sqrt3}\log(7+4\sqrt3). したがって求める値は23log⁡(7+43)\displaystyle \frac2{\sqrt3}\log(7+4\sqrt3)である(log⁡\logは自然対数)。

この問題で使う考え方

  • 極座標と極方程式
  • 置換積分法
  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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