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日本大学/2013年度/2月8日

日本大学 2013年 数学 第4問解答・解説

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1問題

日本大学2013年度第4問

関数 f(x)=e−x−1f(x)=e^{-x-1} について、以下の問いに答えなさい。ただし、ee は自然対数の底を表す。

(1) 方程式 x=f(x)x=f(x) はただ1つの解をもつことを証明しなさい。

(2) (1)の方程式の解を α\alpha で表す。数列 {an}\{a_n\} を a1=1,an+1=f(an)(n=1,2,3,… )a_1=1,\quad a_{n+1}=f(a_n)\quad(n=1,2,3,\dots) により定める。このとき、はさみうちの原理を用いて lim⁡n→∞an=α\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}a_n=\alpha が成り立つことを証明しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 方程式 x=e−x−1x=e^{-x-1} はただ1つの実数解 α∈(0,1)\alpha\in(0,1) をもち、lim⁡n→∞an=α.\displaystyle \quad\lim\limits _{n\to\infty}a_n=\alpha.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

第4問

f(x)=e−x−1f(x)=e^{-x-1} とおく。

・ F(x)=x−f(x)=x−e−x−1F(x)=x-f(x)=x-e^{-x-1} とおけば、実数全体で F′(x)=1+e−x−1>0.F'(x)=1+e^{-x-1}>0. 従って、xx が大きくなると F(x)F(x) は必ず大きくなる。また F(0)=−e−1<0F(0)=-e^{-1}<0、F(1)=1−e−2>0F(1)=1-e^{-2}>0 だから、中間値の定理により、0<α<10<\alpha<1 かつ F(α)=0F(\alpha)=0 を満たす実数 α\alpha が存在する。異なる実数に対して FF は同じ値をとらないので、そのような実数はただ一つであり、これは x=f(x)x=f(x) の唯一の解である。

・ a1=1>0a_1=1>0 で、f(x)>0f(x)>0 だから全ての an>0a_n>0。また 0<α<10<\alpha<1。任意の nn について ana_n と α\alpha の間の点 ξn\xi_n は正なので、平均値の定理と f′(x)=−e−x−1,∣f′(ξn)∣=e−ξn−1<e−1<1f'(x)=-e^{-x-1},\qquad |f'(\xi_n)|=e^{-\xi_n-1}<e^{-1}<1 より ∣an+1−α∣=∣f(an)−f(α)∣≦e−1∣an−α∣.|a_{n+1}-\alpha|=|f(a_n)-f(\alpha)|\le e^{-1}|a_n-\alpha|. これを繰り返すと ∣an−α∣≦e−(n−1)∣a1−α∣.|a_n-\alpha|\le e^{-(n-1)}|a_1-\alpha|. C=∣a1−α∣C=|a_1-\alpha| とおけば α−Ce−(n−1)≦an≦α+Ce−(n−1).\alpha-Ce^{-(n-1)}\le a_n\le\alpha+Ce^{-(n-1)}. 左右の両列は n→∞n\to\infty でともに α\alpha に収束するため、はさみうちの原理から lim⁡n→∞an=α.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}a_n=\alpha.

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 関数の連続性
  • 等式・不等式の証明
  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和
  • 数列の極限

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