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新潟大学/2019年度

新潟大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

新潟大学2019年度第4問

半径がそれぞれ a,b の円を C_a,C_b とする。C_a 上に点 A,C_b 上に点 B をとる。はじめに2点 A,B を一致させ,C_b を C_a に外接させながら滑らないように回転させる。ここで,点 B が再び C_a 上に来るときを C_b の回転の1周期とする。次の問いに答えよ。ただし,必要があれば,自然数 m,n の最大公約数を gcd(m,n) で表せ。

(1) a,b を自然数とする。C_b 上の点 B が C_a 上の点 A に再び一致するとき,C_b は何周期回転しているか,a,b を用いて表せ。

(2) a,b を正の有理数とし,a=p/q,b=s/t とおく。ここで p,q は互いに素な自然数とし,s,t も互いに素な自然数とする。C_b 上の点 B が C_a 上の点 A に再び一致するとき,C_b は何周期回転しているか,p,q,s,t を用いて表せ。

(3) a,b は互いに素な自然数とする。k=1,2,…,a に対して,C_b が k 周期回転したとき,点 B が一致する C_a 上の点を A_k とする。このとき {A_1,A_2,…,A_a} は C_a をちょうど a 等分することを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    agcd⁡(a,b)\displaystyle \frac{a}{\gcd(a,b)} 周期
  • (2)
    ptgcd⁡(pt,qs)\displaystyle \frac{pt}{\gcd(pt,qs)} 周期
  • (3)
    kk周期後の接点角は 2πkba\displaystyle \frac{2\pi kb}{a}。a,ba,bが互いに素なら k=1,…,ak=1,\ldots,a に対する剰余 kb(moda)kb\pmod a は全剰余類を一度ずつとるため、点は CaC_a をちょうど aa 等分する。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

中心がCaC_aの中心の周りに角θ\theta進むと、中心の移動距離は(a+b)θ(a+b)\theta。無滑り条件からCbC_bの自転角ϕ\phiはbϕ=(a+b)θb\phi=(a+b)\thetaを満たす。点BBが次にCaC_aに触れる条件は自転と接点の進みの差ϕ−θ=2π\phi-\theta=2\piであり、1周期の中心角は2πba\displaystyle \frac{2\pi b}{a}。従ってNN周期後の接点は初期位置から2πNba\displaystyle \frac{2\pi Nb}{a}進む。元の点への再一致はNba\displaystyle \frac{Nb}{a}が整数となる最小NNを約分で求め、最後は互いに素なa,ba,bの剰余類の置換から等分性を示す。

この問題で使う考え方

  • 無滑り条件と弧長
  • 回転角を用いた周期条件
  • 分数の約分と最大公約数
  • 整数の剰余類

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