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新潟大学/2022年度

新潟大学 2022年 数学 第6問解答・解説

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1問題

新潟大学2022年度第6問

数列 {a_n} を次のように定める。関数 f(x)=x² とし,a₁=10 とする。曲線 y=f(x) の点 (a_n, f(a_n)) における法線と曲線 y=f(x) との2つの交点を (a_n, f(a_n)), (−a_{n+1}, f(−a_{n+1})) とする。次の問いに答えよ。

(1) a_{n+1} を a_n を用いて表せ。

(2) すべての n≧1 に対して |a_n−√(n+99)|≦1 が成り立つことを示せ。

(3) lim_{n→∞} a_n/√n を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)an+1=an+12an\displaystyle (1)\quad a_{n+1}=a_n+\frac1{2a_n}。 (2)an2≧n+99(2)\quad a_n^2\ge n+99よりan≧n+99a_n\ge\sqrt{n+99}。また帰納法でan≦n+99+1a_n\le\sqrt{n+99}+1。したがって0≦an−n+99≦10\le a_n-\sqrt{n+99}\le1。 (3) lim⁡n→∞ann=1\displaystyle\lim\limits _{n\to\infty}\frac{a_n}{\sqrt n}=1。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) a1=10>0a_1=10>0 であり、以下の漸化式からすべての an>0a_n>0 である。点 (an,an2)(a_n,a_n^2) での接線の傾きは f′(an)=2anf'(a_n)=2a_n だから、法線の傾きは −1/(2an)-1/(2a_n) である。法線の式は y−an2=−12an(x−an).\displaystyle y-a_n^2=-\frac{1}{2a_n}(x-a_n). これと y=x2y=x^2 の交点の xx 座標は x2−an2=−x−an2anすなわち(x−an)(x+an+12an)=0.\displaystyle x^2-a_n^2=-\frac{x-a_n}{2a_n} \quad\text{すなわち}\quad (x-a_n)\left(x+a_n+\frac{1}{2a_n}\right)=0. 一方の交点は x=anx=a_n、もう一方は x=−an−12an\displaystyle x=-a_n-\frac{1}{2a_n} なので an+1=an+12an.\displaystyle \boxed{a_{n+1}=a_n+\frac{1}{2a_n}}.

(2) 漸化式を平方すると an+12=an2+1+14an2≧an2+1.\displaystyle a_{n+1}^2=a_n^2+1+\frac{1}{4a_n^2}\ge a_n^2+1. a12=100a_1^2=100 より帰納的に an2≧n+99a_n^2\ge n+99、したがって an≧n+99a_n\ge\sqrt{n+99} である。

上側を示すため bn=n+99+1b_n=\sqrt{n+99}+1、g(t)=t+12t\displaystyle g(t)=t+\frac1{2t} とおく。an≧10a_n\ge10 であり、t≧s≧10t\ge s\ge10 なら g(t)−g(s)=(t−s)(1−12st)≧0\displaystyle g(t)-g(s)=(t-s)\left(1-\frac{1}{2st}\right)\ge0 だから gg はこの範囲で増加する。また m=n+99m=n+99 とすると m+1−m=1m+1+m≧12(m+1),\displaystyle \sqrt{m+1}-\sqrt m =\frac{1}{\sqrt{m+1}+\sqrt m} \ge \frac{1}{2(\sqrt m+1)}, ここでは m+1≦m+1\sqrt{m+1}\le\sqrt m+1 を用いた。ゆえに g(bn)=n+99+1+12(n+99+1)≦n+100+1=bn+1.\displaystyle g(b_n)=\sqrt{n+99}+1+\frac{1}{2(\sqrt{n+99}+1)} \le \sqrt{n+100}+1=b_{n+1}. a1=10≦b1=11a_1=10\le b_1=11 であり、an≦bna_n\le b_n なら an+1=g(an)≦g(bn)≦bn+1a_{n+1}=g(a_n)\le g(b_n)\le b_{n+1} となるので、帰納法により an≦n+99+1a_n\le\sqrt{n+99}+1。以上から 0≦an−n+99≦1,0\le a_n-\sqrt{n+99}\le1, すなわち所望の絶対値の不等式が成り立つ。

(3) (2)の評価を n\sqrt n で割ると 1+99n≦ann≦1+99n+1n.\displaystyle \sqrt{1+\frac{99}{n}} \le\frac{a_n}{\sqrt n} \le\sqrt{1+\frac{99}{n}}+\frac{1}{\sqrt n}. 両端は 11 に収束する(例えば 1+99/n−1=99/n1+99/n+1→0\displaystyle \sqrt{1+99/n}-1=\frac{99/n}{\sqrt{1+99/n}+1}\to0)。はさみうちにより lim⁡n→∞ann=1.\displaystyle \boxed{\displaystyle\lim\limits _{n\to\infty}\frac{a_n}{\sqrt n}=1}.

この問題で使う考え方

  • 法線の方程式
  • 数学的帰納法
  • はさみうち

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