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日本医科大学/2007年度/1次

日本医科大学 2007年 数学 第II問解答・解説

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1問題

日本医科大学2007年度第II問

kk を正の定数とし,a+b=ka+b=k,a>0a>0,b>0b>0 を満たす点 (a,b)(a,b) の全体を SS とする。

(1),(2) 各々について,次のような点 (x,y)(x,y) が存在するときは,その範囲を求め,xyxy 平面上に図示せよ。存在しないときは,その理由を述べよ。   (1) 「任意の (a,b)∈S(a,b)\in S について x2+y2<a2+b2x^{2}+y^{2}<a^{2}+b^{2} が成立する」を満たす (x,y)(x,y)。   (2) 「任意の (a,b)∈S(a,b)\in S について 0<xy<ab0<xy<ab が成立する」を満たす (x,y)(x,y)。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x2+y2<k22\displaystyle x^2+y^2<\frac{k^2}{2}(原点中心、半径k2\displaystyle \frac{k}{\sqrt2}の開円盤)
  • (2)
    該当する点は存在しない

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)  a2+b2=k2−2ab≧k22,min⁡(a,b)∈S(a2+b2)=k22\displaystyle a^2+b^2=k^2-2ab\ge\frac{k^2}{2},\quad \min\limits _{(a,b)\in S}(a^2+b^2)=\frac{k^2}{2}. Sに属するすべての点(a,b)についてx^2+y^2<a^2+b^2が成り立つための必要十分条件は、x^2+y^2<k^2/2である。

(2)  xy>0,ab=ε(k−ε)→0+(ε→0+)xy>0,\quad ab=\varepsilon(k-\varepsilon)\to0^+\quad(\varepsilon\to0^+)となるため、条件を満たす点はない.

Sでabはa+b=kのもとで最大k²/4をa=b=k/2でとる。したがってa²+b²=(a+b)²−2ab=k²−2abの最小値はk²/2で、最小は実際にSで達成される。全ての(a,b)に対して厳密不等式x²+y²<a²+b²が成り立つための必要十分条件はx²+y²<k²/2。問(2)ではxy>0を要する一方、a=ε,b=k−εとすればab=ε(k−ε)はいくらでも0に近づく。固定された正のxyを全てのabより小さくすることはできないので解なし。

(1)の領域。破線の円周を含まない開円盤である。

k>0。xy平面上で原点中心、半径k/√2の開円盤x²+y²<k²/2を青く塗る。円周は青い破線で含まない。各軸の正負の切片を±k/√2と記号で示し、白丸で除外する。縦横を同じ縮尺とし、半径で正規化して描画した記号図。k=1を仮定した数値図ではない。

この問題で使う考え方

  • a+b一定のもとでabを評価
  • 端点への極限による不存在証明

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