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日本医科大学/2008年度/1次

日本医科大学 2008年 数学 第I問解答・解説

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1問題

日本医科大学2008年度第I問

次の文章の空欄に適する数を解答欄に記せ。ただし,分数は既約分数の形で答えよ。

正の整数 nn に対し,nn 以下の正の整数のうち,3で割り切れるものの個数を ana_n,3または7で割り切れるものの個数を bnb_n,3または7で割り切れるものの総和を SnS_n とする。たとえば,a100=アa_{100}=\boxed{\text{ア}},b100=イb_{100}=\boxed{\text{イ}},S100=ウS_{100}=\boxed{\text{ウ}} である。nn が限りなく大きくなるとき,ann\displaystyle \dfrac{a_n}{n} は エ\boxed{\text{エ}} に収束し,bnn\displaystyle \dfrac{b_n}{n} は オ\boxed{\text{オ}} に収束する。また,nn が限りなく大きくなるとき,Snnc\displaystyle \dfrac{S_n}{n^c} が正の数に収束するような定数 cc の値は カ\boxed{\text{カ}} であり,cc をこのように定めると, lim⁡n→∞Snnc=キ\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_n}{n^c}=\boxed{\text{キ}} となる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

3と7の倍数を床関数で数え、共通の21の倍数を包除して個数・和・極限を計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=33,=33,\quadイ=43,=43,\quadウ=2208,=2208,\quadエ=13,\displaystyle =\frac13,\quadオ=37,\displaystyle =\frac37,\quadカ=2,=2,\quadキ=314\displaystyle =\frac3{14}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

正の整数ddに対しmd=⌊n/d⌋m_d=\lfloor n/d\rfloorとおく。nn以下の3の倍数、7の倍数、21の倍数はそれぞれd,2d,…,mddd,2d,\ldots,m_dd(d=3,7,21d=3,7,21)である。したがって、3または7で割り切れる数の個数と総和は、重複する21の倍数を一度引いて an=m3,bn=m3+m7−m21,a_n=m_3,\qquad b_n=m_3+m_7-m_{21}, Sn=3m3(m3+1)2+7m7(m7+1)2−21m21(m21+1)2.\displaystyle S_n=\frac{3m_3(m_3+1)}2+\frac{7m_7(m_7+1)}2-\frac{21m_{21}(m_{21}+1)}2. n=100n=100では(m3,m7,m21)=(33,14,4)(m_3,m_7,m_{21})=(33,14,4)だから a100=33,b100=33+14−4=43,a_{100}=33,\quad b_{100}=33+14-4=43, S100=3⋅33⋅342+7⋅14⋅152−21⋅4⋅52=1683+735−210=2208.\displaystyle S_{100}=\frac{3\cdot33\cdot34}{2}+\frac{7\cdot14\cdot15}{2}-\frac{21\cdot4\cdot5}{2}=1683+735-210=2208.

固定したddについてn/d−1<md≦n/dn/d-1<m_d\le n/dなのでmd/n→1/dm_d/n\to1/d。ゆえに ann→13,bnn→13+17−121=37.\displaystyle \frac{a_n}{n}\to\frac13,\qquad \frac{b_n}{n}\to\frac13+\frac17-\frac1{21}=\frac37. また dmd(md+1)2n2=d2(mdn)2+dmd2n2⟶12d.\displaystyle \frac{d m_d(m_d+1)}{2n^2} =\frac d2\left(\frac{m_d}{n}\right)^2+\frac{d m_d}{2n^2} \longrightarrow\frac1{2d}. 上の総和式に適用すると Snn2⟶12(13+17−121)=314>0.\displaystyle \frac{S_n}{n^2}\longrightarrow\frac12\left(\frac13+\frac17-\frac1{21}\right)=\frac3{14}>0. したがってSn/ncS_n/n^cが正の有限値に収束する指数はc=2c=2だけであり、その極限は3/143/14である。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 和の法則
  • 等差数列の一般項と和
  • 数列の極限

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