本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

日本医科大学/2008年度/1次

日本医科大学 2008年 数学 第III問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

日本医科大学2008年度第III問

OO を原点とする xyxy 平面において,次のような移動を考える。

・ x,y≠0x,y\neq0 なる点 P(x,y)P(x,y) を,点 Q(1x,1y)\displaystyle Q\left(\dfrac1x,\dfrac1y\right) に移す。この移動を ff とする。

・ 原点ではない点 PP を,半直線 OPOP 上の点で ∣OR→∣∣OP→∣=1\left|\overrightarrow{OR}\right|\left|\overrightarrow{OP}\right|=1 を満たす点 RR に移す。この移動を gg とする。

(1) 点 P(2,3)P(2,3) を ff で移動した点 QQ の座標,および gg で移動した点 RR の座標を求めよ。結果のみを記せ。

(2) 点 PP を ff や gg で移動したとき,動かない点を不動点という。f,gf,g それぞれについて不動点全体のなす集合を求めよ。結果のみを記せ。

(3) 点 PP が直線 x+2y=1x+2y=1(ただし座標軸上の点は除く)の上を動くとき,点 PP を ff で移動した点 QQ の軌跡を求め,図示せよ。

(4) 点 PP が直線 x+2y=1x+2y=1 の上を動くとき,点 PP を gg で移動した点 RR の軌跡を求め,図示せよ。

(注意)

(3),(4) の図示において,もし漸近線があればそれも描き入れよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • f(2,3)=(12,13),g(2,3)=(213,313)\displaystyle \boxed{f(2,3)=(\frac12,\frac13),\quad g(2,3)=(\frac2{13},\frac3{13})}\quad , Fix⁡(f)={(±1,±1)}, Fix⁡(g):x2+y2=1\quad \boxed{\operatorname{Fix}(f)=\{(\pm1,\pm1)\},\space{}\operatorname{Fix}(g):x^2+y^2=1}\quad , (u−1)(v−2)=2, (u,v)≠(0,0)\quad \boxed{(u-1)(v-2)=2,\space{}(u,v)\ne(0,0)}\quad , (X−12)2+(Y−1)2=54, (X,Y)≠(0,0)\displaystyle \quad \boxed{(X-\frac12)^2+(Y-1)^2=\frac54,\space{}(X,Y)\ne(0,0)}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

[III]

・ f(2,3)=(12,13).\displaystyle f(2,3)=\left(\frac12,\frac13\right). gg では RR は PP と同じ半直線上にあり、 ∣OR∣∣OP∣=1|OR||OP|=1、∣OP∣=13|OP|=\sqrt{13} だから R=1∣OP∣2P=(213,313).\displaystyle R=\frac{1}{|OP|^2}P=\left(\frac2{13},\frac3{13}\right).

・ ff の不動点は 1/x=x, 1/y=y1/x=x,\ 1/y=y を満たすので x,yx,y はそれぞれ−1-1または11である。従って Fix⁡(f)={(1,1),(1,−1),(−1,1),(−1,−1)}.\operatorname{Fix}(f)=\{(1,1),(1,-1),(-1,1),(-1,-1)\}. g(P)=P/(x2+y2)g(P)=P/(x^2+y^2) であり、P≠OP\ne O だから g(P)=Pg(P)=P は x2+y2=1x^2+y^2=1 と同値である。従って Fix⁡(g)={(x,y):x2+y2=1}.\operatorname{Fix}(g)=\{(x,y):x^2+y^2=1\}.

・ Q=(u,v)=f(P)Q=(u,v)=f(P) とおく。u,v≠0u,v\ne0 で x=1/u, y=1/vx=1/u,\ y=1/v だから x+2y=1すなわち1u+2v=1すなわちuv−v−2u=0すなわち(u−1)(v−2)=2.\displaystyle x+2y=1\quad\text{すなわち}\quad \frac1u+\frac2v=1 \quad\text{すなわち}\quad uv-v-2u=0 \quad\text{すなわち}\quad (u-1)(v-2)=2. この双曲線上で u=0u=0 または v=0v=0 となるのは原点だけであり、 原点は u=1/x, v=1/yu=1/x,\ v=1/y の像にはならない。従って軌跡は (u−1)(v−2)=2ただし (u,v)=(0,0)を除く.(u-1)(v-2)=2\quad\text{ただし }(u,v)=(0,0)\text{を除く}. 漸近線は u=1, v=2u=1,\ v=2 である。

正方向の矢印がある横軸uと縦軸vに双曲線の2つの枝が描かれ、破線の漸近線にu=1、v=2と記されている。左下側の枝は原点Oを通る形で、原点は白抜きの丸で示されている。

・ g(P)=P/∣P∣2g(P)=P/|P|^2 は原点以外で g(g(P))=Pg(g(P))=P を満たす。 従って R=(X,Y)≠OR=(X,Y)\ne O から元の点は P=R/(X2+Y2)P=R/(X^2+Y^2) と復元できる。元の直線条件は X+2YX2+Y2=1すなわちX2+Y2=X+2Yすなわち(X−12)2+(Y−1)2=54.\displaystyle \frac{X+2Y}{X^2+Y^2}=1 \quad\text{すなわち}\quad X^2+Y^2=X+2Y \quad\text{すなわち}\quad \left(X-\frac12\right)^2+(Y-1)^2=\frac54. 原点は gg の像にならないので除く。軌跡は中心 (1/2,1)(1/2,1)、半径 5/2\sqrt5/2 の円から原点を除いたもの。 漸近線はない。

正方向の矢印がある横軸Xと縦軸Yに、原点Oを通る円が描かれ、Oは円周上の白抜き丸(除外点)で示されている。円はX軸・Y軸の正の部分とも交わる。中心は原点の右上の黒点で、「中心」と記されている。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 座標による距離
  • 二次方程式とグラフ
  • 円の方程式
  • 双曲線
  • 軌跡

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。