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愛媛大学/2013年度/前期

愛媛大学 2013年 数学 第7問解答・解説

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1問題

愛媛大学2013年度第7問

(理学部・工学部(環境建設工学科社会デザインコースを除く)・医学部) 行列 (52−14ab)\displaystyle \begin{pmatrix}\frac{5}{2}&-\frac{1}{4}\\a&b\end{pmatrix} で表される1次変換を ff とする。ff は3点 A(1,m),B(0,1),C(m,−1)A(1,m),B(0,1),C(m,-1) に対して、次の2つの条件①、②を満たすものとする。ただし、OO は原点である。

① AA の ff による像は AA 自身である。

② BB の ff による像を B′B' とすると、BB′→\overrightarrow{BB'} と OC→\overrightarrow{OC} は垂直である。

(1) a,b,ma,b,m の値を求めよ。

(2) P(x,y)P(x,y) を任意の点とし、PP の ff による像を P′P' とする。PP′→\overrightarrow{PP'} と OC→\overrightarrow{OC} の内積を求めよ。

(3) 点 Q(t,t2−1)Q(t,t^{2}-1) の ff による像を Q′Q' とする。∣QQ′→∣\left|\overrightarrow{QQ'}\right| の値が最小となる実数 tt の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a=9,b=−12,m=6\displaystyle a=9, b=-\frac12, m=6。 (2) 00。 (3) t=3±10t=3\pm\sqrt{10}。
  • (1) (a,b,m)=(9,−12,6),\displaystyle \space{}(a,b,m)=\left(9,-\frac12,6\right),\quad (2) 0,\space{}0,\quad (3) t=3±10.\space{}t=3\pm\sqrt{10}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

変換は f(x,y)=(52x−14y, ax+by)\displaystyle f(x,y)=\left(\frac52x-\frac14y,\ ax+by\right) である。

(1) 条件①で A=(1,m)A=(1,m) が不動だから、 52−m4=1,a+bm=m.\displaystyle \frac52-\frac m4=1,\qquad a+bm=m. よって m=6m=6、a+6b=6a+6b=6 を得る。さらに B′=f(0,1)=(−14,b),BB′→=(−14,b−1),OC→=(6,−1).\displaystyle B'=f(0,1)=\left(-\frac14,b\right),\quad \overrightarrow{BB'}=\left(-\frac14,b-1\right),\quad \overrightarrow{OC}=(6,-1). 条件②の内積を0とおくと −14⋅6−(b−1)=0,\displaystyle -\frac14\cdot6-(b-1)=0, したがって b=−12\displaystyle b=-\frac12、a=9a=9。

(2) 任意の P=(x,y)P=(x,y) について、 PP′→=(32x−14y, 9x−32y).\displaystyle \overrightarrow{PP'}= \left(\frac32x-\frac14y,\ 9x-\frac32y\right). よって PP′→⋅OC→=6(32x−14y)−(9x−32y)=0.\displaystyle \begin{aligned} \overrightarrow{PP'}\cdot\overrightarrow{OC} &=6\left(\frac32x-\frac14y\right)-\left(9x-\frac32y\right)\\ &=0. \end{aligned}

(3) Q=(t,t2−1)Q=(t,t^2-1) に対して、 Q′=(52t−14(t2−1), 9t−12(t2−1)),\displaystyle Q'=\left(\frac52t-\frac14(t^2-1),\ 9t-\frac12(t^2-1)\right), したがって QQ′→=(−t2+6t+14, 32(−t2+6t+1)).\displaystyle \overrightarrow{QQ'}= \left(\frac{-t^2+6t+1}{4},\ \frac32(-t^2+6t+1)\right). その長さは ∣QQ′→∣=374∣−t2+6t+1∣=374∣10−(t−3)2∣.\displaystyle \begin{aligned} \left|\overrightarrow{QQ'}\right| &=\frac{\sqrt{37}}4\left|-t^2+6t+1\right|\\ &=\frac{\sqrt{37}}4\left|10-(t-3)^2\right|. \end{aligned} 最小値は0であり、これは (t−3)2=10(t-3)^2=10 のときに達する。ゆえに t=3±10t=3\pm\sqrt{10}。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 座標による距離
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 行列を用いた表現
  • ベクトルの和・差・実数倍

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