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日本医科大学/2017年度/前期

日本医科大学 2017年 数学 第III問解答・解説

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1問題

日本医科大学2017年度第III問

次の極限値を求めよ。 lim⁡x→π∫πx(x2+π t)et2(x3−π x2+πx−ππ)t2log⁡t dt\displaystyle \lim\limits _{x\to\sqrt{\pi}}\int_{\sqrt{\pi}}^{x} \frac{(x^2+\sqrt{\pi}\,t)e^{t^2}} {(x^3-\sqrt{\pi}\,x^2+\pi x-\pi\sqrt{\pi})t^2\log t}\,dt

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

s=πs=\sqrt{\pi} と置く。 H(x,t)=(x2+st)et2t2log⁡t\displaystyle H(x,t)=\frac{(x^2+st)e^{t^2}}{t^2\log t} と定める。s>1s>1 なので、HH は (s,s)(s,s) の近くで連続である。また x3−sx2+πx−πs=(x−s)(x2+π).x^3-sx^2+\pi x-\pi s=(x-s)(x^2+\pi). 従って、x≠sx\ne s のとき、求める式は 1x2+π⋅1x−s∫sxH(x,t) dt\displaystyle \frac{1}{x^2+\pi}\cdot\frac{1}{x-s}\int_s^x H(x,t)\,dt と書ける。x→sx\to s のとき積分区間の全ての tt は ss に近づき、連続性からその区間での H(x,t)H(x,t) の値は一様に H(s,s)H(s,s) に近づく。よって積分の平均 1x−s∫sxH(x,t) dt\displaystyle \frac1{x-s}\int_s^xH(x,t)\,dt は H(s,s)H(s,s) に近づく。したがって極限は H(s,s)2π=12π⋅(s2+s2)es2s2log⁡s=eππlog⁡s=2eππlog⁡π.\displaystyle \frac{H(s,s)}{2\pi} =\frac{1}{2\pi}\cdot\frac{(s^2+s^2)e^{s^2}}{s^2\log s} =\frac{e^\pi}{\pi\log s} =\frac{2e^\pi}{\pi\log\pi}. 最後に log⁡s=log⁡π=12log⁡π\displaystyle \log s=\log\sqrt{\pi}=\frac12\log\pi を用いた。

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