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岡山大学/2009年度/前期

岡山大学 2009年 数学 第4問解答・解説

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1問題

岡山大学2009年度第4問

座標平面上に, f(x)=2(x−1)e1−12x\displaystyle f(x)=2(x-1)e^{1-\frac{1}{2}x} で与えられる曲線 C:y=f(x)C:y=f(x) と,直線 l:y=axl:y=ax(aa は実数)を考える。このとき,次の問いに答えよ。

(1) CC と ll がちょうど2個の共有点をもつための aa の条件を求めよ。もし必要であれば,lim⁡x→∞f(x)=0\displaystyle \lim\limits _{x\to\infty}f(x)=0 を使ってもよい。

(2) CC と ll が第1象限で接するとき,CC と ll,および xx 軸で囲まれた領域の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    0<a<10<a<1 または a>4e3/2a>4e^{3/2}。
  • (2)
    14−8e14-8\sqrt e。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f(0)=−2e≠0f(0)=-2e\ne 0 なので,x=0x=0 は共有点の xx 座標ではない。x≠0x\ne0 に対して共有点の条件は a=g(x):=f(x)x=2(1−1x)e1−x/2\displaystyle a=g(x):=\frac{f(x)}x=2\left(1-\frac1x\right)e^{1-x/2} である。微分すると g′(x)=−(x−2)(x+1)x2e1−x/2.\displaystyle g'(x)=-\frac{(x-2)(x+1)}{x^2}e^{1-x/2}. x<0x<0 では gg は x<−1x<-1 で減少し,−1<x<0-1<x<0 で増加する。また lim⁡x→−∞g(x)=lim⁡x→0−g(x)=+∞,g(−1)=4e3/2.\displaystyle \lim\limits _{x\to-\infty}g(x)=\lim\limits _{x\to0-}g(x)=+\infty,\qquad g(-1)=4e^{3/2}. したがって,負の解は a<4e3/2a<4e^{3/2} で0個,a=4e3/2a=4e^{3/2} で1個,a>4e3/2a>4e^{3/2} で2個である。

x>0x>0 では gg は 0<x<20<x<2 で増加し,x>2x>2 で減少する。さらに lim⁡x→0+g(x)=−∞,g(1)=0,g(2)=1,lim⁡x→∞g(x)=0+.\displaystyle \lim\limits _{x\to0+}g(x)=-\infty,\quad g(1)=0,\quad g(2)=1,\quad \lim\limits _{x\to\infty}g(x)=0+. よって正の解の個数は,a≦0a\le0 のとき1個,0<a<10<a<1 のとき2個,a=1a=1 のとき1個,a>1a>1 のとき0個である。以上を合わせると,共有点がちょうど2個となるのは 0<a<1またはa>4e3/2\boxed{0<a<1\quad\text{または}\quad a>4e^{3/2}} である。

(2) 曲線が第1象限にあるのは x>1x>1 のときである。原点を通る直線との接点では g′(x)=0g'(x)=0 となる。g′(x)=0g'(x)=0 の解は x=−1,2x=-1,2 であり,第1象限の接点は x=2x=2 に限る。このとき a=g(2)=1a=g(2)=1,接点は (2,2)(2,2) で,直線は y=xy=x である。1<x<21<x<2 では 0<g(x)<10<g(x)<1 より 0<f(x)<x0<f(x)<x だから,求める面積は S=∫01x dx+∫12{x−2(x−1)e1−x/2}dx=2−[−4(x+1)e1−x/2]12=2−(8e−12)=14−8e.\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_0^1x\,dx+\int_1^2\left\{x-2(x-1)e^{1-x/2}\right\}dx\\ &=2-\left[-4(x+1)e^{1-x/2}\right]_1^2\\ &=2-(8\sqrt e-12)=\boxed{14-8\sqrt e}. \end{aligned} ここで ddx{−4(x+1)e1−x/2}=2(x−1)e1−x/2\displaystyle \frac{d}{dx}\{-4(x+1)e^{1-x/2}\}=2(x-1)e^{1-x/2} を用いた。

g(x)=f(x)x\displaystyle g(x)=\frac{f(x)}x の増減を負・正の領域で分け、端点極限と極値から共有点数を数える。第1象限の接点は x=2x=2、a=1a=1。領域を x=1x=1 で分けて積分すると 14−8e14-8\sqrt e。

この問題で使う考え方

  • 商の微分
  • 増減と極値
  • 共有点の個数
  • 定積分と面積

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