(1) fによる像は Q=(ax−by,bx+ay) である。P=O より x2+y2>0 だから、
OPOQ=x2+y2(ax−by)2+(bx+ay)2=x2+y2(a2+b2)(x2+y2)=a2+b2.この値は P によらない。
(2) n≧1 に対し、 An=(unvn−vnun) と書けることを示す。n=1 では u1=a,v1=b とすれば成り立つ。これが n で成り立つとすると、
An+1=AnA=(una−vnbbun+avn−(bun+avn)una−vnb)=(un+1vn+1−vn+1un+1),ただし un+1=aun−bvn,vn+1=bun+avn である。したがってこの形はすべての正の整数 n で成り立つ。また、
un+12+vn+12=(aun−bvn)2+(bun+avn)2=(a2+b2)(un2+vn2). u12+v12=a2+b2 なので、帰納的に un2+vn2=(a2+b2)n である。pn=un,rn=vn,qn=−vn,sn=un より、pn2+rn2=un2+vn2=(a2+b2)n,qn2+sn2=vn2+un2=(a2+b2)n. (3) x,y に対して (x2−y2)2+(2xy)2=(x2+y2)2 である。実際、左辺は x4−2x2y2+y4+4x2y2=(x2+y2)2 となる。109=102+32 だから、1092=(102+32)2=(102−32)2+(2⋅10⋅3)2=912+602.よって (l,m)=(91,60) は条件を満たす正の整数の組である。