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岡山大学/2014年度/前期

岡山大学 2014年 数学 第3問解答・解説

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1問題

岡山大学2014年度第3問

座標平面において,行列 A=(1023)A=\begin{pmatrix}1&0\\2&3\end{pmatrix} の表す一次変換を ff とする。

(1) 0≦θ<2π0\leq\theta<2\pi のとき,点 P(2+cos⁡θ,sin⁡θ)P(2+\cos\theta,\sin\theta) を ff で移した点 QQ の座標を求めよ。

(2) 不等式 a1≦x≦a2, b1≦y≦b2a_{1}\leq x\leq a_{2},\ b_{1}\leq y\leq b_{2} の表す領域を TT とする。0≦θ<2π0\leq\theta<2\pi を満たすすべての θ\theta に対して,(1)で求めた点 QQ が領域 TT に入るとする。TT の面積が最小となるときの a1,a2,b1,b2a_{1},a_{2},b_{1},b_{2} を求めよ。

(3) 不等式 (x−2)2+(y−4)2≦r2(x-2)^{2}+(y-4)^{2}\leq r^{2} の表す領域を HH とする。0≦θ<2π0\leq\theta<2\pi を満たすすべての θ\theta に対して,(1)で求めた点 QQ が領域 HH に入るとする。このとき,正の数 rr の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) Q=(2+cos⁡θ,4+2cos⁡θ+3sin⁡θ)\quad Q=(2+\cos\theta,4+2\cos\theta+3\sin\theta)\quad . (2) (a1,a2,b1,b2)=(1,3,4−13,4+13)\quad (a_1,a_2,b_1,b_2)=(1,3,4-\sqrt{13},4+\sqrt{13})\quad . (3) r=5+2\quad r=\sqrt5+\sqrt2\quad .

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 一次変換は (x,y)↦(x,2x+3y)(x,y)\mapsto(x,2x+3y) だから、 Q=(2+cos⁡θ, 4+2cos⁡θ+3sin⁡θ).Q=(2+\cos\theta,\ 4+2\cos\theta+3\sin\theta).

(2) xx 座標は 2+cos⁡θ2+\cos\theta であり、その最小値1と最大値3はともに実現する。c=cos⁡θc=\cos\theta, s=sin⁡θs=\sin\theta とおくと (2c+3s)2≦(22+32)(c2+s2)=13,(2c+3s)^2\le(2^2+3^2)(c^2+s^2)=13, 等号は (c,s)=±(2,3)/13(c,s)=\pm(2,3)/\sqrt{13} のときに成り立つ。したがって yy 座標の範囲は 4−13≦y≦4+134-\sqrt{13}\le y\le4+\sqrt{13} で、両端とも実現する。よって QQ を含む長方形には幅が少なくとも 22、高さが少なくとも 2132\sqrt{13} 必要であり、これらを境界とする長方形で等号が成り立つ。ゆえに a1=1,a2=3,b1=4−13,b2=4+13.\boxed{a_1=1,\quad a_2=3,\quad b_1=4-\sqrt{13},\quad b_2=4+\sqrt{13}}.

(3) 中心 (2,4)(2,4) から QQ までの距離を dd とすると d2=cos⁡2θ+(2cos⁡θ+3sin⁡θ)2=7−2cos⁡2θ+6sin⁡2θ.d^2=\cos^2\theta+(2\cos\theta+3\sin\theta)^2 =7-2\cos2\theta+6\sin2\theta. c2=cos⁡2θc_2=\cos2\theta, s2=sin⁡2θs_2=\sin2\theta とおけば −2c2+6s2≦(−2)2+62=210.-2c_2+6s_2\le\sqrt{(-2)^2+6^2}=2\sqrt{10}. 等号は (c2,s2)=(−1,3)/10(c_2,s_2)=(-1,3)/\sqrt{10} のとき実現する。したがって最大距離は dmax⁡=7+210=5+2,\displaystyle d_{\max}=\sqrt{7+2\sqrt{10}}=\sqrt5+\sqrt2, よって領域 HH に必要な最小半径は r=5+2\boxed{r=\sqrt5+\sqrt2} である。

この問題で使う考え方

  • 座標変換
  • 三角関数の合成
  • コーシー・シュワルツの不等式

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