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岡山大学/2016年度/前期

岡山大学 2016年 数学 第1問解答・解説

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1問題

岡山大学2016年度第1問

ppは素数とする。正の整数nnに対し,pdp^dがnnの約数となる整数d (d≧0)d\ (d\geq0)のなかで最大のものをf(n)f(n)とする。このとき以下の問いに答えよ。

(1) p=3, n=32!p=3,\ n=3^2!のときf(n)f(n)の値を求めよ。

(2) p=5, n=52!p=5,\ n=5^2!のときf(n)f(n)の値を求めよ。

(3) mmが正の整数でn=pm!n=p^m!のときf(n)f(n)を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

階乗を1から上限までの整数の積として見て、p, p^2, p^3, ... の倍数がそれぞれ追加で与える p の因子を数える。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  f(9!)=4,\;f(9!)=4,\qquad (2)  f(25!)=6,\;f(25!)=6,\qquad (3)  n=(pm)!\;n=(p^m)! のとき f(n)=pm−1p−1.\displaystyle f(n)=\frac{p^m-1}{p-1}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) n=(32)!=9!n=(3^2)!=9! である。 9! に含まれる 3 の個数は、3 の倍数 3,6,9 から 3 個、さらに 9 が 3^2 の倍数であることから 1 個加わる。したがって f(n)=3+1=4.

(2) n=(52)!=25!n=(5^2)!=25! である。 25! に含まれる 5 の個数は、5 の倍数 5,10,15,20,25 から 5 個、さらに 25 が 5^2 の倍数であることから 1 個加わる。したがって f(n)=5+1=6.

(3) N=p^m とおくと n=N! である。 N! の各因数のうち、p^k の倍数はそれぞれ p を少なくとも k 個含むので、p^k の倍数を数えるごとに、その中の p の個数を1個ずつ数える。k ごとの個数は ⌊Npk⌋\displaystyle \left\lfloor\frac{N}{p^k}\right\rfloor であり、k>m では 0 だから、\f(n)=∑k=1m⌊pmpk⌋=pm−1+pm−2+⋯+p+1.\displaystyle f(n)=\sum\limits _{k=1}^{m}\left\lfloor\frac{p^m}{p^k}\right\rfloor=p^{m-1}+p^{m-2}+\cdots+p+1. ここで (p−1)(pm−1+pm−2+⋯+p+1)=pm−1(p-1)(p^{m-1}+p^{m-2}+\cdots+p+1)=p^m-1 より、\f(n)=pm−1p−1.\displaystyle f(n)=\frac{p^m-1}{p-1}.

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 等比数列の一般項と和

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