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広島大学/2016年度/前期

広島大学 2016年 数学 第5問解答・解説

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1問題

広島大学2016年度第5問

数列 xn=2n(n=0,1,2,…)x_n=2^n\qquad(n=0,1,2,\ldots) を考える。この数列は 1,2,4,8,16,32,64,128,256,…1,2,4,8,16,32,64,128,256,\ldots であるが、各項の下1桁をみると、 1,2,4,8,6,2,4,8,6,…1,2,4,8,6,2,4,8,6,\ldots となっており、2から循環が始まり循環の周期は4である。次の問いに答えよ。

(1) 数列 {xn}\{x_n\} の各項の下2桁は、あるところから循環する。循環が始まるところと、循環の周期を求めよ。ここで、1桁の数に対しては0を補って下2桁とみなすことにする。たとえば、2の下2桁は02とする。

(2) 4の倍数で、25で割って1余る2桁の自然数 AA を求めよ。

(3) 8の倍数で、125で割って1余る3桁の自然数 BB を求めよ。

(4) 数列 {xn}\{x_n\} の各項の下3桁は、あるところから循環する。循環が始まるところと、循環の周期を求めよ。ここで、2m2^m を125で割って1余るような最小の自然数 mm が100であることを用いてもよい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

下2桁・下3桁をそれぞれ法100・法1000の剰余として扱い、約数・倍数の条件で周期性と候補を判定した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)n=2 から、周期 20.(2)A=76.(3)B=376.(4)n=3 から、周期 100.\begin{aligned}(1)&\quad n=2\text{ から、周期 }20.\\(2)&\quad A=76.\\(3)&\quad B=376.\\(4)&\quad n=3\text{ から、周期 }100.\end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 下2桁を法100で考える。n=2,3,…,21n=2,3,\ldots,21 に対する下2桁は 04,08,16,32,64,28,56,12,24,48,96,92,84,68,36,72,44,88,76,5204,08,16,32,64,28,56,12,24,48,96,92,84,68,36,72,44,88,76,52 であり、20個はすべて異なる。また、220=1,048,576≡1(mod25)2^{20}=1{,}048{,}576\equiv1\pmod{25} である。n≧2n\ge2 では4∣2n4\mid2^n なので、 2n+20−2n=2n(220−1)2^{n+20}-2^n=2^n(2^{20}-1) は4と25の両方で割り切れ、したがって100で割り切れる。よってこの20個が周期的に繰り返す。初めの下2桁はn=0,1n=0,1 でそれぞれ01, 02で、上の循環部分には含まれないから、循環開始はn=2n=2、最小周期は20である。

(2) A=25k+1A=25k+1 とおく。AA は2桁なのでk=1,2,3k=1,2,3 であり、候補は26, 51, 76である。このうち4の倍数は7676 だから、A=76A=76。

(3) B=125k+1B=125k+1 とおく。BB は3桁なのでk=1,2,…,7k=1,2,\ldots,7 であり、候補は 126,251,376,501,626,751,876126,251,376,501,626,751,876 である。8の倍数は376=8⋅47376=8\cdot47 だけだから、B=376B=376。

(4) n≧3n\ge3 なら8∣2n8\mid2^n である。また、問題文の条件から125∣2100−1125\mid2^{100}-1 である。したがって 2n+100−2n=2n(2100−1)2^{n+100}-2^n=2^n(2^{100}-1) は8と125の両方で割り切れ、10001000で割り切れる。よって下3桁はn≧3n\ge3 で周期100となる。さらに、周期をtt とすると、法125で2n+t≡2n2^{n+t}\equiv2^n となる。2n2^n は125と互いに素なので2t≡1(mod125)2^t\equiv1\pmod{125} であり、条件より最小の正のtt は100である。したがって最小周期は100。n=0,1,2n=0,1,2 の下3桁は001, 002, 004で、いずれも8の倍数ではない一方、n≧3n\ge3 の各項は8の倍数なので、循環開始はn=3n=3 である。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 等比数列の一般項と和
  • 有理数指数と指数法則

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