(1)n3−n=(n−1)n(n+1).この積は連続する3整数の積であるから,偶数と3の倍数を因数にもち,6の倍数である。したがって n3≡n(mod6) であり,両者を6で割った余りは等しい。(2)(1)より a3+b3+c3≡a+b+c(mod6),また (c+1)3≡c+1(mod6) である。条件 (∗)から a+b+c≡c+1(mod6),よって a+b≡1(mod6)。(3)(∗)を変形すると a3+b3=(c+1)3−c3=3c2+3c+1 となる。右辺を F(c)=3c2+3c+1 とおくと,1≦c≦10より F(c)≦F(10)=331。また(2)と 2≦a+b≦20から a+b=7,13,19 のいずれかである。a+b=13 のとき,条件 a≦b≦10より (a,b)=(3,10),(4,9),(5,8),(6,7)であり,それぞれの a3+b3 は 1027,793,637,559 で,いずれも 331を超える。a+b=19 のときは (a,b)=(9,10)のみで,a3+b3=1729>331。これらの場合は解にならない。a+b=7 のときは (a,b)=(1,6),(2,5),(3,4)である。(a,b)=(1,6)(a,b)=(2,5)(a,b)=(3,4):a3+b3=217=F(8),:a3+b3=133,F(6)=127<133<F(7)=169,:a3+b3=91=F(5). F(c+1)−F(c)=6c+6>0より F(c)は増加するから,対応する cは順に 8,解なし,5である。いずれも b≦c≦10を満たすものを残すと,求める組は (1,6,8),(3,4,5)。