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大阪医科薬科大学/2021年度/一般(前期)

大阪医科薬科大学 2021年 数学 第2問解答・解説

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1問題

大阪医科薬科大学2021年度第2問

袋の中に赤札が3枚,青札が3枚入っている。Aさんは,この袋から無作為に札を3枚取り出して箱の中に入れる。Bさんは,この箱の中から札を1枚取り出し,色を確認して箱に戻すという操作を繰り返し行う。

(1) Aさんが箱の中に入れた3枚の札のうちで赤札の枚数が0, 1, 2, 3である確率をそれぞれ求めよ。

(2) Bさんが箱から最初に取り出した札が赤札である確率を求めよ。

(3) Bさんが箱から1回目,2回目に取り出した札がどちらも赤札である確率を求めよ。

(4) Bさんが箱から札をnn回取り出して,それがすべて赤札だったとする。箱の中の3枚の札がすべて赤札である確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

大阪医科薬科大学 2021年度 数学 Q2

Aさんが選ぶ3枚の赤札の枚数を RR とする。6枚から区別せず3枚を選ぶ方法は (63)=20\displaystyle \binom63=20 通りであり、R=rR=r となる方法は赤札を rr 枚、青札を 3−r3-r 枚選ぶ (3r)(33−r)\displaystyle \binom3r\binom3{3-r} 通りである。箱への移し方によらず、この RR がBさんの箱の中の赤札の枚数である。

(1) 箱の中の赤札の枚数

r0123(3r)(33−r)1991P(R=r)120920920120\displaystyle \begin{array}{c|cccc} r&0&1&2&3\\ \hline \binom3r\binom3{3-r}&1&9&9&1\\ P(R=r)&\frac1{20}&\frac9{20}&\frac9{20}&\frac1{20} \end{array} 従って求める確率は順に 120,920,920,120.\displaystyle \boxed{\frac1{20},\quad\frac9{20},\quad\frac9{20},\quad\frac1{20}}.

(2) 1回目が赤札

箱に赤札が rr 枚あるとき、1回目に赤札を引く確率は r/3r/3。箱の構成で場合分けすると P(1回目赤)=∑r=03P(R=r)r3=920⋅13+920⋅23+120⋅1=12.\displaystyle P(\text{1回目赤})=\sum\limits _{r=0}^3P(R=r)\frac r3 =\frac9{20}\cdot\frac13+\frac9{20}\cdot\frac23+\frac1{20}\cdot1 =\boxed{\frac12}.

(3) 1回目も2回目も赤札

札を引くたびに箱へ戻すので、箱の構成 R=rR=r を固定すれば、各回に赤札を引く確率は r/3r/3 のまま変わらない。従って2回とも赤札となる条件付き確率は (r/3)2(r/3)^2 であり、 P(2回とも赤)=∑r=03P(R=r)(r3)2=920⋅19+920⋅49+120⋅1=310.\displaystyle \begin{aligned} P(\text{2回とも赤}) &=\sum\limits _{r=0}^3P(R=r)\left(\frac r3\right)^2\\ &=\frac9{20}\cdot\frac19+\frac9{20}\cdot\frac49+\frac1{20}\cdot1\\ &=\boxed{\frac3{10}}. \end{aligned}

(4) nn 回すべて赤札だったとき、箱が全て赤札である確率

まず n≧1n\geq1 とする。箱の赤札が rr 枚のとき、復元抽出なので nn 回とも赤札となる確率は (r/3)n(r/3)^n。特に r=0r=0 ならこの確率は0、r=3r=3 なら1である。求める条件付き確率は、ベイズの公式を場合の数の比として書けば P(R=3∣n回すべて赤)=P(R=3)P(n回すべて赤∣R=3)∑r=03P(R=r)P(n回すべて赤∣R=r)=120120+920(13)n+920(23)n=11+9(13)n+9(23)n.\displaystyle \begin{aligned} P(R=3\mid n\text{回すべて赤}) &=\frac{P(R=3)P(n\text{回すべて赤}\mid R=3)} {\displaystyle\sum\limits _{r=0}^3P(R=r)P(n\text{回すべて赤}\mid R=r)}\\ &=\frac{\frac1{20}} {\frac1{20}+\frac9{20}\left(\frac13\right)^n+ \frac9{20}\left(\frac23\right)^n}\\ &=\boxed{\frac{1}{1+9\left(\frac13\right)^n+9\left(\frac23\right)^n}}. \end{aligned} もし n=0n=0 を許すなら、観察がないので条件付き確率は事前確率 P(R=3)=120\displaystyle P(R=3)=\frac1{20} である。

**使用解法:** 赤札枚数ごとの超幾何分布による場合分け、復元抽出での条件付き確率、ベイズの公式。

**issues:** なし。

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 条件付き確率
  • 独立な試行

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