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大阪大学/2018年度/前期

大阪大学 2018年 数学 第4問解答・解説

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1問題

大阪大学2018年度第4問

座標空間に6点 A(0,0,1), B(1,0,0), C(0,1,0), D(−1,0,0), E(0,−1,0), F(0,0,−1)\mathrm{A}(0,0,1),\ \mathrm{B}(1,0,0),\ \mathrm{C}(0,1,0),\ \mathrm{D}(-1,0,0),\ \mathrm{E}(0,-1,0),\ \mathrm{F}(0,0,-1) を頂点とする正八面体 ABCDEF\mathrm{ABCDEF} がある。s,ts,t を 0<s<1, 0<t<10<s<1,\ 0<t<1 を満たす実数とする。線分 AB,AC\mathrm{AB},\mathrm{AC} をそれぞれ 1−s:s1-s:s に内分する点を P,Q\mathrm{P},\mathrm{Q} とし、線分 FD,FE\mathrm{FD},\mathrm{FE} をそれぞれ 1−t:t1-t:t に内分する点を R,S\mathrm{R},\mathrm{S} とする。

正八面体の上の頂点にA、下の頂点にF、左にB、右にD、手前にC、奥にEと記されている。辺AB、AC、AD、BC、CD、BF、CF、DFは実線、辺AE、BE、DE、EFは破線で描かれている。

(1) 4点 P,Q,R,S\mathrm{P},\mathrm{Q},\mathrm{R},\mathrm{S} が同一平面上にあることを示せ。

(2) 線分 PQ\mathrm{PQ} の中点を L\mathrm{L} とし、線分 RS\mathrm{RS} の中点を M\mathrm{M} とする。s,ts,t が 0<s<1, 0<t<10<s<1,\ 0<t<1 の範囲を動くとき、線分 LM\mathrm{LM} の長さの最小値 mm を求めよ。

(3) 正八面体 ABCDEF\mathrm{ABCDEF} の4点 P,Q,R,S\mathrm{P},\mathrm{Q},\mathrm{R},\mathrm{S} を通る平面による切り口の面積を XX とする。線分 LM\mathrm{LM} の長さが(2)の値 mm をとるとき、XX を最大とするような s,ts,t の値と、そのときの XX の値を求めよ。  (配点率20%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内分点と中点を座標で表し、平面の方程式を用いて共面性と切り口を記述した。(2)は距離の二乗の平方完成、(3)は切り口六角形を平面内の直交座標に移して面積を求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • m=23,Xmax⁡=569(s=t=13)\displaystyle m=\dfrac{2}{\sqrt3},\qquad X_{\max}=\dfrac{5\sqrt6}{9}\quad(s=t=\dfrac13)\quad 。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

内分比は AP:PB=AQ:QC=1−s:sAP:PB=AQ:QC=1-s:s、FR:RD=FS:SE=1−t:tFR:RD=FS:SE=1-t:t であるから、点の座標は P=(1−s,0,s), Q=(0,1−s,s), R=(t−1,0,−t), S=(0,t−1,−t)P=(1-s,0,s),\ Q=(0,1-s,s),\ R=(t-1,0,-t),\ S=(0,t-1,-t) である。  (1) u=s+tu=s+t とおく。平面 u(x+y)−(2−u)z=t−su(x+y)-(2-u)z=t-s を考える。P,Qについて左辺は u(1−s)−(2−u)s=u−2s=t−su(1-s)-(2-u)s=u-2s=t-s であり、R,Sについては −u(1−t)+(2−u)t=2t−u=t−s-u(1-t)+(2-u)t=2t-u=t-s である。したがって4点はこの平面上にある。  (2) L=((1−s)/2,(1−s)/2,s), M=(−(1−t)/2,−(1−t)/2,−t)L=((1-s)/2,(1-s)/2,s),\ M=(-(1-t)/2,-(1-t)/2,-t) だから、LM2=(2−s−t)22+(s+t)2=(2−u)22+u2=32(u−23)2+43\displaystyle LM^2=\dfrac{(2-s-t)^2}{2}+(s+t)^2=\dfrac{(2-u)^2}{2}+u^2=\dfrac32\left(u-\dfrac23\right)^2+\dfrac43。ここで 0<u<20<u<2 であり、u=2/3u=2/3 は範囲内で実現する。よって m=2/3m=2/\sqrt3 である。  (3) 条件は u=2/3u=2/3 である。v=t−sv=t-s とおけば s=1/3−v/2, t=1/3+v/2s=1/3-v/2,\ t=1/3+v/2 で、−2/3<v<2/3-2/3<v<2/3。切断平面は x+y−2z=3v/2x+y-2z=3v/2 となる。この平面は頂点A,D,E側と頂点B,C,F側を分け、正八面体の切り口は辺AB, AC, CD, DF, FE, EB上の6点を頂点とする六角形である。CD上の点を T=(−r,1−r,0)T=(-r,1-r,0)、BE上の点を W=(1−r,−r,0)W=(1-r,-r,0) とおくと、平面上にある条件から r=1/2−3v/4r=1/2-3v/4 である。−2/3<v<2/3-2/3<v<2/3 より 0<r<10<r<1。  平面内の直交単位方向 (1,−1,0)/2(1,-1,0)/\sqrt2、(−1,−1,−1)/3(-1,-1,-1)/\sqrt3 に沿う座標を ξ=(x−y)/2, η=−(x+y+z)/3\xi=(x-y)/\sqrt2,\ \eta=-(x+y+z)/\sqrt3 とする。切り口の頂点を P,Q,T,R,S,WP,Q,T,R,S,W の順に並べた座標は ((1−s)/2,−1/3), (−(1−s)/2,−1/3), (−1/2,−3v/2), (−(1−t)/2,1/3), ((1−t)/2,1/3), (1/2,−3v/2)((1-s)/\sqrt2,-1/\sqrt3),\ (-(1-s)/\sqrt2,-1/\sqrt3),\ (-1/\sqrt2,-\sqrt3v/2),\ (-(1-t)/\sqrt2,1/\sqrt3),\ ((1-t)/\sqrt2,1/\sqrt3),\ (1/\sqrt2,-\sqrt3v/2) である。これらは平面内の直交座標なので、靴紐公式から 2X=(20−9v2)/(36)2X=(20-9v^2)/(3\sqrt6)、すなわち X=(20−9v2)/(66)X=(20-9v^2)/(6\sqrt6)。よって最大となるのは v=0v=0、すなわち s=t=1/3s=t=1/3 のときであり、Xmax⁡=20/(66)=56/9\displaystyle X_{\max}=20/(6\sqrt6)=5\sqrt6/9 である。

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • 空間図形の計量
  • 座標による距離
  • 内分・外分点
  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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