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琉球大学/2016年度/前期

琉球大学 2016年 数学 第1問解答・解説

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1問題

琉球大学2016年度第1問配点 50点

iiを虚数単位とし、z=cos⁡2π5+isin⁡2π5\displaystyle z=\cos\frac{2\pi}{5}+i\sin\frac{2\pi}{5}とおく。次の問いに答えよ。

問1 z5z^5およびz4+z3+z2+z+1z^4+z^3+z^2+z+1の値を求めよ。

問2 t=z+1z\displaystyle t=z+\frac{1}{z}とおく。t2+tt^2+tの値を求めよ。

問3 cos⁡2π5\displaystyle \cos\frac{2\pi}{5}の値を求めよ。

問4 半径1の円に内接する正五角形の1辺の長さの2乗を求めよ。

(解答は次のページの解答欄に記入すること)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1
    z5=1,z4+z3+z2+z+1=0z^5=1, z^4+z^3+z^2+z+1=0。
  • 問2
    t2+t=1t^2+t=1。
  • 問3
    cos(2π/5)=(√5−1)/4。
  • 問4
    一辺の長さの2乗=5−52\displaystyle \frac{5-\sqrt5}{2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

問1 θ=2π/5\theta=2\pi/5 とおく。ド・モアブルの定理から z5=cos⁡(5θ)+isin⁡(5θ)=1z^5=\cos(5\theta)+i\sin(5\theta)=1。また z≠1z\ne1 なので z5−1=(z−1)(z4+z3+z2+z+1)=0z^5-1=(z-1)(z^4+z^3+z^2+z+1)=0 より z4+z3+z2+z+1=0z^4+z^3+z^2+z+1=0。

問2 ∣z∣=1|z|=1 だから 1/z=z‾1/z=\overline z であり、t=z+1/z=2cos⁡θt=z+1/z=2\cos\theta は実数である。問1の和を z2z^2 で割ると z2+z+1+1z+1z2=0.\displaystyle z^2+z+1+\frac1z+\frac1{z^2}=0. 一方、t2=z2+2+1/z2t^2=z^2+2+1/z^2 なので z2+1/z2=t2−2z^2+1/z^2=t^2-2。これを代入すると t2+t−1=0t^2+t-1=0、すなわち t2+t=1t^2+t=1。

問3 c=cos⁡θc=\cos\theta とおけば t=2ct=2c だから 4c2+2c−1=04c^2+2c-1=0。解は c=(−1±5)/4c=(-1\pm\sqrt5)/4。角 θ=2π/5\theta=2\pi/5 は 0<θ<π/20<\theta<\pi/2 を満たすため c>0c>0 であり、cos⁡(2π/5)=(5−1)/4\cos(2\pi/5)=(\sqrt5-1)/4。

問4 正五角形の隣り合う頂点と円の中心を結ぶ三角形は、二辺が半径1で中心角が 2π/52\pi/5 である。余弦定理より一辺の長さを ss とすると s2=12+12−2cos⁡(2π/5)=2−5−12=5−52.\displaystyle s^2=1^2+1^2-2\cos(2\pi/5) =2-\frac{\sqrt5-1}{2} =\frac{5-\sqrt5}{2}.

この問題で使う考え方

  • ド・モアブルの定理
  • 複素数の絶対値と共役
  • 根の和の因数分解
  • 二次方程式と象限による根の選択
  • 余弦定理

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