a>0 とする。x≦a では g(x)=2(a−x)、x≧a では g(x)=2(x−a) であるから、交点を場合分けして求める。
x≦a のとき、 −x2+4x=2(a−x)すなわち(x−3)2=9−2a. したがって実数解があるのは a≦29 のときで、候補は x−=3−9−2a,x+=3+9−2a である。x−≦a は常に成り立つ。実際、a≧3 なら x−≦3≦a であり、0<a<3 なら x−≦aすなわち9−2a≧3−aすなわち9−2a≧(3−a)2すなわちa(4−a)≧0 となる。一方、x+≦a となるのは a≧3+9−2a のときである。これは a≧3 のもとで両辺を比較して二乗すると a(a−4)≧0 と同値なので、4≦a≦29 のときに限る。
x≧a のときは −x2+4x=2(x−a)すなわち(x−1)2=1+2a. 解は 1±1+2a だが、1−1+2a<0<a なので、条件を満たし得るのは x=1+1+2a だけである。この解が x≧a を満たすのは 0<a≦4 のときである(a>1 なら二乗して (a−1)2≦1+2a、すなわち a≦4)。
以上より、0<a<4 では左右の枝に1点ずつ交点がある。a=4 では x=4=a が両方の式に現れる同じ交点であり、もう1点 x=2 がある。4<a<29 では左の枝に異なる2点がある。a=29 では左の枝の解が重なって x=3 の1点だけとなり、a>29 では交点がない。よって問1の答えは a=29、問3で2点となる範囲は 0<a<29 である。交点の x 座標は {3−9−2a,1+1+2a3−9−2a,3+9−2a(0<a≦4),(4<a<29).
問2では a=29 である。このとき y=g(x)=9−2x(x≦29)であり、f と g は x=3 で交わる。また、f(x)=0 の解は x=0,4、g(x)=0 の解は x=29 である。したがって、囲まれた部分の面積は 3≦x≦4 では g−f、4≦x≦29 では g を積分して S=∫34(g(x)−f(x))dx+∫49/2g(x)dx=∫34(x−3)2dx+∫49/2(9−2x)dx=31+41=127. ゆえに問2の答えは 127 である。