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琉球大学/2018年度/前期

琉球大学 2018年 数学 第1問解答・解説

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1問題

琉球大学2018年度第1問

aa を正の実数とする。関数 f(x)=−x2+4xf(x)=-x^{2}+4x と g(x)=2∣x−a∣g(x)=2|x-a| について,次の問いに答えよ。(50点)

問1 y=f(x)y=f(x) のグラフと y=g(x)y=g(x) のグラフの共有点が1点となるような aa の値を求めよ。

問2 問1で求めた aa の値のときに,y=f(x)y=f(x) のグラフ,y=g(x)y=g(x) のグラフおよび xx 軸で囲まれた部分の面積を求めよ。

問3 y=f(x)y=f(x) のグラフと y=g(x)y=g(x) のグラフが異なる2点で交わるような aa の値の範囲と,2つの交点の xx 座標を求めよ。

(解答は次のページの解答欄に記入すること。)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

絶対値の符号で交点方程式を場合分けし、解の実数条件と枝の条件を照合して交点数を判定する。面積は曲線とx軸の交点で区間を分けて定積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a=92\displaystyle a=\frac92\qquad (2) 712\displaystyle \frac7{12}\qquad (3) 0<a<92,{x=3−9−2a, 1+1+2a(0<a≦4),x=3−9−2a, 3+9−2a(4<a<92).\displaystyle 0<a<\frac92,\quad\begin{cases}x=3-\sqrt{9-2a},\space{}1+\sqrt{1+2a}&(0<a\le4),\\x=3-\sqrt{9-2a},\space{}3+\sqrt{9-2a}&(4<a<\frac92).\end{cases}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

a>0a>0 とする。x≦ax\le a では g(x)=2(a−x)g(x)=2(a-x)、x≧ax\ge a では g(x)=2(x−a)g(x)=2(x-a) であるから、交点を場合分けして求める。

x≦ax\le a のとき、 −x2+4x=2(a−x)すなわち(x−3)2=9−2a.-x^2+4x=2(a-x) \quad\text{すなわち}\quad (x-3)^2=9-2a. したがって実数解があるのは a≦92\displaystyle a\le\frac92 のときで、候補は x−=3−9−2a,x+=3+9−2ax_-=3-\sqrt{9-2a},\qquad x_+=3+\sqrt{9-2a} である。x−≦ax_-\le a は常に成り立つ。実際、a≧3a\ge3 なら x−≦3≦ax_-\le3\le a であり、0<a<30<a<3 なら x−≦aすなわち9−2a≧3−aすなわち9−2a≧(3−a)2すなわちa(4−a)≧0x_-\le a \quad\text{すなわち}\quad \sqrt{9-2a}\ge3-a \quad\text{すなわち}\quad 9-2a\ge(3-a)^2 \quad\text{すなわち}\quad a(4-a)\ge0 となる。一方、x+≦ax_+\le a となるのは a≧3+9−2aa\ge3+\sqrt{9-2a} のときである。これは a≧3a\ge3 のもとで両辺を比較して二乗すると a(a−4)≧0a(a-4)\ge0 と同値なので、4≦a≦92\displaystyle 4\le a\le\frac92 のときに限る。

x≧ax\ge a のときは −x2+4x=2(x−a)すなわち(x−1)2=1+2a.-x^2+4x=2(x-a) \quad\text{すなわち}\quad (x-1)^2=1+2a. 解は 1±1+2a1\pm\sqrt{1+2a} だが、1−1+2a<0<a1-\sqrt{1+2a}<0<a なので、条件を満たし得るのは x=1+1+2ax=1+\sqrt{1+2a} だけである。この解が x≧ax\ge a を満たすのは 0<a≦40<a\le4 のときである(a>1a>1 なら二乗して (a−1)2≦1+2a(a-1)^2\le1+2a、すなわち a≦4a\le4)。

以上より、0<a<40<a<4 では左右の枝に1点ずつ交点がある。a=4a=4 では x=4=ax=4=a が両方の式に現れる同じ交点であり、もう1点 x=2x=2 がある。4<a<92\displaystyle 4<a<\frac92 では左の枝に異なる2点がある。a=92\displaystyle a=\frac92 では左の枝の解が重なって x=3x=3 の1点だけとなり、a>92\displaystyle a>\frac92 では交点がない。よって問1の答えは a=92\displaystyle a=\frac92、問3で2点となる範囲は 0<a<92\displaystyle 0<a<\frac92 である。交点の xx 座標は {3−9−2a,1+1+2a(0<a≦4),3−9−2a,3+9−2a(4<a<92).\displaystyle \begin{cases} 3-\sqrt{9-2a},\quad 1+\sqrt{1+2a}&(0<a\le4),\\ 3-\sqrt{9-2a},\quad 3+\sqrt{9-2a}&(4<a<\frac92). \end{cases}

問2では a=92\displaystyle a=\frac92 である。このとき y=g(x)=9−2xy=g(x)=9-2x(x≦92\displaystyle x\le\frac92)であり、ff と gg は x=3x=3 で交わる。また、f(x)=0f(x)=0 の解は x=0,4x=0,4、g(x)=0g(x)=0 の解は x=92\displaystyle x=\frac92 である。したがって、囲まれた部分の面積は 3≦x≦43\le x\le4 では g−fg-f、4≦x≦92\displaystyle 4\le x\le\frac92 では gg を積分して S=∫34(g(x)−f(x)) dx+∫49/2g(x) dx=∫34(x−3)2 dx+∫49/2(9−2x) dx=13+14=712.\displaystyle \begin{aligned} S &=\int_3^4\bigl(g(x)-f(x)\bigr)\,dx +\int_4^{9/2}g(x)\,dx\\ &=\int_3^4(x-3)^2\,dx +\int_4^{9/2}(9-2x)\,dx\\ &=\frac13+\frac14=\frac7{12}. \end{aligned} ゆえに問2の答えは 712\displaystyle \frac7{12} である。

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次方程式とグラフ
  • 定積分
  • 定積分による面積

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