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琉球大学/2019年度/前期

琉球大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

琉球大学2019年度第4問

箱の中に赤玉1個と白玉2個が入っている。この箱から玉を1個取り出し,玉の色を見た上で箱に戻すという試行を nn 回繰り返す。赤玉が連続して mm 回以上出た確率を P(n,m)P(n,m) とおく。ただし,n≧m≧2n\geq m\geq2 とする。次の問いに答えよ。(50点)

問1 P(2,2), P(3,2), P(4,2)P(2,2),\ P(3,2),\ P(4,2) を求めよ。

問2 P(m,m), P(m+1,m), P(m+2,m)P(m,m),\ P(m+1,m),\ P(m+2,m) を求めよ。

問3 n=m+1,m+2,m+3,…,2mn=m+1,m+2,m+3,\ldots,2m に対し P(n,m)−P(n−1,m)P(n,m)-P(n-1,m) を求めよ。

問4 P(2m,m)P(2m,m) を求めよ。

(解答は次のページの解答欄に記入すること。)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1 (19,527,727);\displaystyle (\frac19,\frac5{27},\frac7{27});\quad問2 (13m,53m+1,73m+1);\displaystyle (\frac1{3^m},\frac5{3^{m+1}},\frac7{3^{m+1}});\quad問3 23m+1;\displaystyle \frac2{3^{m+1}};\quad問4 2m+33m+1.\displaystyle \frac{2m+3}{3^{m+1}}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

赤玉が出る確率は 1/31/3、白玉が出る確率は 2/32/3 であり、戻して引くので各回は独立である。P(n,m)P(n,m) は最初の nn 回のどこかに赤玉が mm 回以上続く確率とする。

P(m,m)P(m,m) では mm 回すべて赤玉であることが必要十分だから P(m,m)=13m.\displaystyle P(m,m)=\frac1{3^m}.

n=m+1,…,2mn=m+1,\ldots,2m とし、nn 回目までに初めて条件を満たす確率を考える。これは P(n,m)−P(n−1,m)P(n,m)-P(n-1,m) に等しい。最後の mm 回がすべて赤玉でなければならず、さらにその直前の第 n−mn-m 回は白玉でなければならない。実際、第 n−mn-m 回も赤玉なら第 n−1n-1 回までに既に mm 回連続の赤がある。逆に第 n−mn-m 回が白玉なら、最後の mm 回より前の部分は長さ n−m−1≦m−1n-m-1\le m-1 で、そこに mm 回連続はない。よってこの条件がちょうど初回成立を表す。 P(n,m)−P(n−1,m)=23(13)m=23m+1.\displaystyle P(n,m)-P(n-1,m)=\frac23\left(\frac13\right)^m=\frac2{3^{m+1}}.

問1では m=2m=2 を用いる。 P(2,2)=19,P(3,2)=19+227=527,P(4,2)=19+2⋅227=727.\displaystyle P(2,2)=\frac19,\qquad P(3,2)=\frac19+\frac2{27}=\frac5{27},\qquad P(4,2)=\frac19+2\cdot\frac2{27}=\frac7{27}. 問2は同じ増分を加えて P(m+1,m)=13m+23m+1=53m+1,P(m+2,m)=13m+2⋅23m+1=73m+1.\displaystyle P(m+1,m)=\frac1{3^m}+\frac2{3^{m+1}}=\frac5{3^{m+1}},\qquad P(m+2,m)=\frac1{3^m}+2\cdot\frac2{3^{m+1}}=\frac7{3^{m+1}}. 問4では n=m+1n=m+1 から 2m2m まで増分が mm 個ある。従って P(2m,m)=13m+m⋅23m+1=2m+33m+1.\displaystyle P(2m,m)=\frac1{3^m}+m\cdot\frac2{3^{m+1}}=\frac{2m+3}{3^{m+1}}.

この問題で使う考え方

  • 独立試行の確率
  • 初めて事象が成立する場合分け
  • 確率の差分と加法

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