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琉球大学/2023年度/前期

琉球大学 2023年 数学 第3問解答・解説

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1問題

琉球大学2023年度第3問

空間内に4点 O(0,0,0)O(0,0,0)、A(1,0,0)A(1,0,0)、B(0,1,0)B(0,1,0)、C(0,0,1)C(0,0,1) をとる。時刻 t=0t=0 から t=1t=1 まで3点 P,Q,RP,Q,R は次のように動くものとする。

・t=0t=0 に3点は点 OO を出発する。

・動点 PP は線分 OAOA 上を速さ 11 で点 AA に向かって動く。

・動点 QQ は線分 OBOB 上を速さ 12\displaystyle \frac{1}{2} で点 BB に向かって動く。

・動点 RR は線分 OCOC 上を速さ 22 で動く。t=12\displaystyle t=\frac{1}{2} までは点 CC へ向かって動き、t=12\displaystyle t=\frac{1}{2} 以後は点 CC から点 OO に向かって動く。

時刻 tt における三角形 PQRPQR の面積を S(t)S(t) とする。次の問いに答えよ。(50点)

問1 S(t)S(t) を求めよ。

問2 S(t)S(t) を最大にする tt の値を求めよ。

(解答は次のページの解答欄に記入すること。)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1
    S(t)=214t2(0≦t≦12)\displaystyle S(t)=\frac{\sqrt{21}}4t^2\quad(0\le t\le\frac12)、S(t)=t4t2+20(1−t)2(12≦t≦1)\displaystyle S(t)=\frac{t}{4}\sqrt{t^2+20(1-t)^2}\quad(\frac12\le t\le1)。
  • 問2
    t=(15−√15)/21

3解答

解答を見る途中式つきの解答

時刻 tt における座標は P=(t,0,0)P=(t,0,0)、Q=(0,t/2,0)Q=(0,t/2,0)。R=(0,0,r)R=(0,0,r) と書くと r={2t,0≦t≦12,2(1−t),12≦t≦1.\displaystyle r=\begin{cases}2t,&0\le t\le\frac12,\\2(1-t),&\frac12\le t\le1.\end{cases}

t=0t=0 では3点が一致するので S(0)=0S(0)=0。t>0t>0 では PQ=52t\displaystyle PQ=\frac{\sqrt5}{2}t。原点から直線 PQPQ までの距離を dd とすると、直角三角形 OPQOPQ の面積より 12PQ d=t24,d=t5.\displaystyle \frac12PQ\,d=\frac{t^2}{4},\qquad d=\frac{t}{\sqrt5}. RR と直線 PQPQ の距離は r2+d2\sqrt{r^2+d^2} なので S(t)=12PQr2+d2=t4t2+5r2.\displaystyle S(t)=\frac12PQ\sqrt{r^2+d^2}=\frac{t}{4}\sqrt{t^2+5r^2}. 従って S(t)={214t2,0≦t≦12,t4t2+20(1−t)2,12≦t≦1.\displaystyle S(t)=\begin{cases} \dfrac{\sqrt{21}}4t^2,&0\le t\le\dfrac12,\\[2pt] \dfrac{t}{4}\sqrt{t^2+20(1-t)^2},&\dfrac12\le t\le1. \end{cases} t=1/2t=1/2 では両式とも 21/16\sqrt{21}/16 となる。

0≦t≦1/20\le t\le1/2 で S(t)S(t) は増加する。後半の区間では S(t)S(t) は非負なので、16S(t)216S(t)^2 を最大化する。展開して f(t)=16S(t)2=21t4−40t3+20t2,f′(t)=4t(21t2−30t+10).f(t)=16S(t)^2=21t^4-40t^3+20t^2,\qquad f'(t)=4t(21t^2-30t+10). 二次因子の根は α=(15−15)/21\alpha=(15-\sqrt{15})/21、β=(15+15)/21\beta=(15+\sqrt{15})/21。比較により 1/2<α<β<11/2<\alpha<\beta<1。従って ff は 1/2≦t≦α1/2\le t\le\alpha で増加、α≦t≦β\alpha\le t\le\beta で減少、β≦t≦1\beta\le t\le1 で増加する。最大候補は α\alpha と 11 であり、f(α)>f(1/2)=21/16>f(1)=1f(\alpha)>f(1/2)=21/16>f(1)=1。第1区間の最大は t=1/2t=1/2 なので、全区間で S(t)S(t) が最大となるのは t=15−1521.\displaystyle t=\frac{15-\sqrt{15}}{21}.

座標と折り返しに基づくRの高さを求め、底辺PQとその直線への高さで三角形の面積を算出する。区分式の境界値を確かめ、最大値は面積の二乗に比例する四次式を微分し、臨界点と端点を比較して決める。

この問題で使う考え方

  • 座標表示
  • 点と直線の距離
  • 三平方の定理
  • 面積の二乗を用いた最大化
  • 導関数の符号と端点比較

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