佐賀大学/2016年度/前期
佐賀大学 2016年 数学 第4問解答・解説
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1問題
複素数平面上の点 に対して で表される点 をとる。このとき、次の問に答えよ。
(1) となるような点 は2つある。これらを求めよ。
(2) (1)で求めた異なる2点を とする。ただし、 とする。 が と異なる点であるとき、 となるような定数 の値を求めよ。
(3) 複素数 を で定める。また、 の実部と虚部をそれぞれ とする。このとき、数列 の一般項をそれぞれ求めよ。さらに、数列 の極限を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
(1) となるのは,分母 のもとで が成り立つときであり,両辺の が消えて を得る。 を極形式で表すと であるから,ド・モアブルの定理により の解は と表せる。 のとき のとき 実際 , となり成立を確認できる。またこのとき分母は (),()であり,定義域上も問題ない。 よって,求める2点は (2) (1)の2点の偏角を比較する。 であるが, の範囲に直すと となる。また である。 より となる( は(1)で得た の不動点であり, が成り立つ)。 とおくと である。 を用いると となる。同様に を用いれば を得る。両式の比をとると, が消えて がすべての(, となる) で成り立つ。したがって である。, であるから (検算: のとき であり,これから , となって と一致する。) よって (3) であるから,(2)の恒等式に を代入して を得る。そこで とおくと,数列 は公比 の等比数列であり が成り立つ。 より であるから となる。 とおくと であり, を について解くと ここで であるから を得る。分母・分子に を掛けて を整理すると となる( で , で となり,直接 で計算した値と一致することを確認済み)。 であるから,実部・虚部を比較して が数列 の一般項である。 極限については, のとき であるから,分母・分子を で割ると よって 補足: とおくと ,。 なら であるため,全段階で分母が0にならず上の変形が使える。
この問題で使う考え方
- 複素数平面
- 複素数の極形式
- ド・モアブルの定理
- 等比数列の一般項と和
- 漸化式
- 数列の極限
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