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佐賀大学/2022年度/前期

佐賀大学 2022年 数学 第4問解答・解説

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1問題

佐賀大学2022年度第4問

複素数 zz について,1,z,z21,z,z^{2} を表す複素数平面上の点をそれぞれ A,B,CA,B,C とする。次の問に答えよ。   (1) 点 A,B,CA,B,C が正三角形の3つの頂点となる zz をすべて求めよ。   (2) 点 A,B,CA,B,C が直角三角形の3つの頂点となる点 zz 全体を図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) 点 AA と BB が異なるため z≠1z\ne1 である。このとき AB=∣z−1∣,BC=∣z2−z∣=∣z∣ ∣z−1∣,CA=∣z2−1∣=∣z−1∣ ∣z+1∣.AB=|z-1|,\qquad BC=|z^2-z|=|z|\,|z-1|,\qquad CA=|z^2-1|=|z-1|\,|z+1|. 正三角形なら AB=BC=CAAB=BC=CA だから、∣z−1∣>0|z-1|>0 に注意して ∣z∣=1,∣z+1∣=1|z|=1,\qquad |z+1|=1 を得る。z=x+yiz=x+yi とおくと x2+y2=1,(x+1)2+y2=1x^2+y^2=1,\qquad (x+1)^2+y^2=1 なので、差をとって x=−12\displaystyle x=-\frac12、さらに y=±32\displaystyle y=\pm\frac{\sqrt3}{2} となる。逆にこの二つの値では ∣z∣=∣z+1∣=1|z|=|z+1|=1 かつ z≠1z\ne1 なので、上の三辺の長さはすべて等しい。よって z=−12+32i,z=−12−32i.\displaystyle z=-\frac12+\frac{\sqrt3}{2}i,\qquad z=-\frac12-\frac{\sqrt3}{2}i.

(2) 複素数 u,vu,v が表す平面ベクトルの内積は Re⁡(uv‾)\operatorname{Re}(u\overline v) である。x=Re⁡zx=\operatorname{Re}z とおき、各頂点で直角となる条件を調べる。

点 AA で直角となる条件は Re⁡((z−1)(z2−1)‾)=∣z−1∣2(x+1)=0.\operatorname{Re}\bigl((z-1)\overline{(z^2-1)}\bigr) =|z-1|^2(x+1)=0. 三角形では z≠1z\ne1 なので x=−1x=-1 である。この直線上で点が重なるのは z=−1z=-1(A=CA=C)だけだから、z=−1z=-1 を除く。

点 BB で直角となる条件は Re⁡((1−z)(z2−z)‾)=−∣z−1∣2x=0.\operatorname{Re}\bigl((1-z)\overline{(z^2-z)}\bigr) =-|z-1|^2x=0. したがって x=0x=0 である。この直線上で点が重なるのは z=0z=0(B=CB=C)だけだから、z=0z=0 を除く。

点 CC で直角となる条件は Re⁡((1−z2)(z−z2)‾)=∣1−z∣2(∣z∣2+x)=0.\operatorname{Re}\bigl((1-z^2)\overline{(z-z^2)}\bigr) =|1-z|^2\bigl(|z|^2+x\bigr)=0. 三角形では z≠1z\ne1 だから ∣z∣2+x=0|z|^2+x=0、すなわち x2+y2+x=0すなわち∣z+12∣=12.\displaystyle x^2+y^2+x=0 \quad\text{すなわち}\quad \left|z+\frac12\right|=\frac12. この円周上で点が重なるのは z=0z=0(B=CB=C)または z=−1z=-1(A=CA=C)なので、この二点を除く。

以上より、求める図形は直線 Re⁡z=−1\operatorname{Re}z=-1 から z=−1z=-1 を除いたもの、直線 Re⁡z=0\operatorname{Re}z=0 から z=0z=0 を除いたもの、および中心 −12\displaystyle -\frac12、半径 12\displaystyle \frac12 の円周から z=−1,0z=-1,0 を除いたものの和集合である。図では実軸上の z=−1z=-1 と z=0z=0 を白丸にする。

複素平面の横軸Re z、縦軸Im zに、青い縦線Re z=−1とRe z=0、橙色の円|z+1/2|=1/2が描かれている。円と実軸の交点−1、0は青い縁の白丸で示されている。Re z軸の目盛は−1.5から0.5まで0.5刻み、Im z軸は−1.5から1.5まで0.5刻み。

2本の青い直線と橙色の円が軌跡であり、白抜きの2点0と−1は含まない。直線は上下の枠外まで続く。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • ベクトルの内積
  • 複素数平面

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