本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

札幌医科大学/2018年度/前期

札幌医科大学 2018年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

札幌医科大学2018年度第3問

A,B,C,DA,B,C,D の4人が、右のトーナメント表の1から4枠に割り振られた後に試合を行う。ただし、4人が1から4枠に割り振られる確率は等しいものとする。試合では AA が最も強く、以下、B,CB,C の順に弱くなっていき、DD が最も弱い。自分より弱い人と対戦した際に勝つ確率を pp とする。ただし、 12<p<1\displaystyle \frac{1}{2}<p<1 である。また、この試合に「引き分け」は存在せず、必ず勝敗が決するものとする。

A,B,C,DA,B,C,D それぞれが優勝する確率をそれぞれ pA,pB,pC,pDp_A,p_B,p_C,p_D とする。以下の各問に答えよ。

下に1・2・3・4の枠が並ぶトーナメント図で、1と2、3と4がそれぞれ準決勝の枝で結ばれている。2つの枝が決勝で合流して上の「優勝」枠へ延び、左に「準決勝」「決勝」の文字と段を示す点線がある。

(1) 準決勝で「A対B」の対戦が実現する確率を求めよ。

(2) BB が準決勝で勝つ確率を pp を用いて表せ。

(3) pBp_B を pp を用いて表せ。

(4) pCp_C を pp を用いて表せ。

(5) pA, 2pB, 3pCp_A,\ 2p_B,\ 3p_C を比較したとき、2pB2p_B が最も大きくなる pp に関する条件を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

q=1−pq=1-pとおく。4人の枠への割当は一様で、各準決勝の組合せは{1,2}\{1,2\}と{3,4}\{3,4\}。

(1) 固定されたAの相手枠は4枠中の1つで、残る3枠のうち同じ準決勝の相手枠は1つだから Pr⁡(準決勝でA対B)=13.\displaystyle \boxed{\Pr(\text{準決勝でA対B})=\frac13}.

(2) Bの準決勝相手はA,B,C,Dのうち自分以外の各人が確率1/31/3。A相手ならBの勝率はqq、CまたはD相手ならpp。従って Pr⁡(Bが準決勝で勝つ)=q+2p3=1+p3.\displaystyle \boxed{\Pr(B\text{が準決勝で勝つ})=\frac{q+2p}{3}=\frac{1+p}{3}}.

(3) Bの準決勝相手ごとに計算する。相手がAならBが準決勝を勝つ確率qqで、決勝ではCまたはDに勝つ確率pp。相手がCまたはDならBが準決勝を勝つ確率pp。残る準決勝はA対もう一方のC,Dとなり、Aがppで勝ってもDが1−p=q1-p=qで勝っても、Bの決勝勝率を合わせると2pq2pqとなる。よって pB=13(qp+2p(2pq))=pq(1+4p)3.\displaystyle p_B=\frac13(qp+2p(2pq))=\boxed{\frac{pq(1+4p)}{3}}.

(4) Cの準決勝相手がAまたはBなら、Cが準決勝を勝つ確率qq、決勝勝率はA/BとDに対する場合分けから2pq2pq。相手がDなら準決勝勝率はppで、決勝勝率はqq。したがって pC=13(2q⋅2pq+pq)=pq(1+4q)3.\displaystyle p_C=\frac13(2q\cdot2pq+pq)=\boxed{\frac{pq(1+4q)}{3}}.

(5) Aは準決勝も決勝も最も弱い相手より勝率ppなのでpA=p2p_A=p^2。2pB2p_Bが他の二量より大きい条件は、p,q>0p,q>0より 2pB>3pC、すなわち 2(1+4p)>3(1+4q)、すなわち p>1320,\displaystyle 2p_B>3p_C\text{、すなわち } 2(1+4p)>3(1+4q)\text{、すなわち } p>\frac{13}{20}, および 2pB>pA、すなわち 2q(1+4p)>3p、すなわち 8p2−3p−2<0.2p_B>p_A\text{、すなわち } 2q(1+4p)>3p\text{、すなわち } 8p^2-3p-2<0. p>1/2p>1/2の範囲では後者はp<(3+73)/16p<(3+\sqrt{73})/16。よって両方が成り立つ条件は 1320<p<3+7316.\displaystyle \boxed{\frac{13}{20}<p<\frac{3+\sqrt{73}}{16}}.

高校範囲・論証: 枠割当の対称性、場合分けと条件付き確率、二次不等式を用いた。単元: 数学A「場合の数と確率」、数学I「二次不等式」。方法: 準決勝相手ごとに場合分けして決勝へつなぎ、比較条件を不等式に直す。定理・公式: 古典的確率、積の法則、二次方程式の解の公式。テーマ: くじで組合せるトーナメントの優勝確率と比較。

この問題で使う考え方

  • random bracket symmetry
  • condition on semifinal opponents
  • multiply round probabilities and sum cases
  • compare expressions with strict inequalities

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。