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札幌医科大学/2026年度/前期

札幌医科大学 2026年 数学 第2問解答・解説

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1問題

札幌医科大学2026年度第2問

円 x2+y2=1x^2+y^2=1 のうち y>0y>0 の部分を CC とする。

(1) 直線 2x+3y=12x+3y=1 と CC は共有点を持つか。持つ場合はその座標を求めよ。

(2) 直線 px+qy=1px+qy=1 と CC が異なる2点で交わるための必要十分条件を pp と qq を用いて表せ。また,この条件を満たす (p,q)(p,q) 全体の集合を,pqpq 平面(横軸を pp 軸,縦軸を qq 軸とする平面)上に図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

直線の式を円の式に代入して交点を求め、判別式と交点の y 座標の正負から必要十分条件を整理する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)共有点を持ち,座標は (2−6313,3+4313).(2)−1<p<1,q>1−p2.すなわち,pq平面で単位円の上半円より上側かつ p=−1,1 の間(境界を含まない)。\displaystyle \begin{aligned} &\text{(1)}\quad \text{共有点を持ち,座標は }\left(\frac{2-6\sqrt3}{13},\frac{3+4\sqrt3}{13}\right).\\ &\text{(2)}\quad -1<p<1,\quad q>\sqrt{1-p^2}.\\ &\text{すなわち,}pq\text{平面で単位円の上半円より上側かつ }p=-1,1\text{ の間(境界を含まない)。} \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 直線の式からy=1−2x3\displaystyle y=\frac{1-2x}{3}である。これを円の式に代入するとx2+(1−2x3)2=1すなわち13x2−4x−8=0.\displaystyle x^2+\left(\frac{1-2x}{3}\right)^2=1\quad\text{すなわち}\quad 13x^2-4x-8=0.したがってx=2±6313,y=3∓4313.\displaystyle x=\frac{2\pm6\sqrt{3}}{13},\qquad y=\frac{3\mp4\sqrt{3}}{13}.複号が同順の組のうち,y>0y>0となるのは(x,y)=(2−6313,3+4313)\displaystyle \left(x,y\right)=\left(\frac{2-6\sqrt{3}}{13},\frac{3+4\sqrt{3}}{13}\right)だけである。実際,この点は2x+3y=12x+3y=1を満たし,(2−63)2+(3+43)2=169(2-6\sqrt{3})^2+(3+4\sqrt{3})^2=169よりx2+y2=1x^2+y^2=1も満たす。よって共有点はこの1点である。

(2) まずq=0q=0なら,p=0p=0では直線の式を満たす点がなく,p≠0p\ne0ではx=1/px=1/pとなるので,CCとの共有点は高々1点である。したがって2点で交わるにはq≠0q\ne0が必要である。

S=p2+q2S=p^2+q^2とおき,q≠0q\ne0としてy=(1−px)/qy=(1-px)/qを円の式に代入する。このときSx2−2px+1−q2=0.Sx^2-2px+1-q^2=0.この二次方程式の判別式はD=4p2−4S(1−q2)=4q2(S−1)D=4p^2-4S(1-q^2)=4q^2(S-1)であるから,異なる2点を得る条件はS>1S>1である。このとき2つの交点のyy座標はq+pS−1S,q−pS−1S\displaystyle \frac{q+p\sqrt{S-1}}{S},\qquad\frac{q-p\sqrt{S-1}}{S}である。両方がCC上にあるためには,その小さい方も正でなければならず,これはq>∣p∣S−1q>|p|\sqrt{S-1}と同値である。この不等式はq>0q>0を含み,両辺を平方して整理するとq2−p2(S−1)=S(1−p2)>0.q^2-p^2(S-1)=S(1-p^2)>0.すでにS>1S>1なので,これは∣p∣<1|p|<1と同値である。よって必要十分条件はS>1,q>0,∣p∣<1,S>1,\quad q>0,\quad |p|<1,すなわち−1<p<1,q>1−p2-1<p<1,\qquad q>\sqrt{1-p^2}である。

pqpq平面では,p=−1p=-1とp=1p=1の間で,円p2+q2=1p^2+q^2=1の上半円より上側を塗る。上半円と直線p=−1,1p=-1,1はいずれも含まない。

この問題で使う考え方

  • 直線の方程式
  • 円の方程式
  • 二次方程式の判別式

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