本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

札幌医科大学/2026年度/前期

札幌医科大学 2026年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

札幌医科大学2026年度第3問

ジョーカーを除く1組のトランプ52枚から,1枚ずつカードを無作為に引き,引いたカードは戻さない。ただし,エースA,ジャックJ,クイーンQ,キングKはそれぞれ数字の1,11,12,13とみなす。nn 番目 (n=1,2)(n=1,2) に引いたカードの数字を ana_n とし,そのカードのマークがスペードまたはクローバーのとき rn=anr_n=a_n,ハートまたはダイヤのとき rn=−anr_n=-a_n とする。このとき,z=r1+r2iz=r_1+r_2i とする(ただし ii は虚数単位である)。例えば,1枚目がハートの8,2枚目がクローバーの5の場合,z=−8+5iz=-8+5i となる。

(1) 引いた2枚のカードが同じマークである確率を求めよ。

(2) z=1+iz=1+i となる確率および z=2+iz=2+i となる確率を求めよ。

(3) ∣z∣≦5|z|\leq5 となる確率を求めよ。

(4) zz がとり得る値全体の集合を AA とする。このとき (1+i)z(1+i)z が集合 AA に属する確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 417,\displaystyle (1)\space{}\frac4{17},
    (2) P(z=1+i)=11326,P(z=2+i)=1663,\displaystyle (2)\space{}P(z=1+i)=\frac1{1326},\quad P(z=2+i)=\frac1{663},
    (3) 19221,\displaystyle (3)\space{}\frac{19}{221},
    (4) 96221.\displaystyle (4)\space{}\frac{96}{221}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 1枚目を固定すると、同じマークのカードはそのマークの13枚から1枚を除いた12枚である。したがって 1251=417.\displaystyle \boxed{\frac{12}{51}=\frac4{17}}.

(2) 各数字について、rnr_n が正になるカードはスペード・クローバーの2枚、負になるカードはハート・ダイヤの2枚である。全順序付きカード対は 52⋅5152\cdot51 通り。

z=1+iz=1+i には、1枚目と2枚目が異なる黒色のエースである必要があるので、順序付き対は 2⋅1=22\cdot1=2 通り。 P(z=1+i)=252⋅51=11326.\displaystyle \boxed{P(z=1+i)=\frac{2}{52\cdot51}=\frac1{1326}}. z=2+iz=2+i には、1枚目が黒色の2、2枚目が黒色のエースであればよく、順序付き対は 2⋅2=42\cdot2=4 通り。 P(z=2+i)=452⋅51=1663.\displaystyle \boxed{P(z=2+i)=\frac{4}{52\cdot51}=\frac1{663}}.

(3) ∣z∣≦5|z|\le5 は、2枚の数字を u,vu,v として u2+v2≦25u^2+v^2\le25 と同値である。この条件を満たす順序付き数字対は、u=1,2,3u=1,2,3 のとき各4通り、u=4u=4 のとき3通りなので計15通り。そのうち同じ数字の対は (1,1),(2,2),(3,3)(1,1),(2,2),(3,3) の3通りである。

異なる数字の対は12通りで、各々カードの選び方は 4⋅4=164\cdot4=16 通り。同じ数字の対は3通りで、同じカードを戻さずに2枚引く選び方は各 4⋅3=124\cdot3=12 通り。よって条件に合う順序付きカード対は 12⋅16+3⋅12=22812\cdot16+3\cdot12=228 通りだから P(∣z∣≦5)=22852⋅51=19221.\displaystyle \boxed{P(|z|\le5)=\frac{228}{52\cdot51}=\frac{19}{221}}.

(4) S={−13,−12,…,−1,1,2,…,13}S=\{-13,-12,\ldots,-1,1,2,\ldots,13\} とおく。SSの各数ssを与えるカードは2枚あり、同じ符号付き数字でも異なる2枚を選べるので AAは、x,yx,yがともにSSの数である複素数x+yix+yi全体である。 z=x+yiz=x+yi に対して (1+i)z=(x−y)+(x+y)i.(1+i)z=(x-y)+(x+y)i. したがって、x−yx-y と x+yx+y がともに SS に入ることが条件である。a=∣x∣,b=∣y∣a=|x|, b=|y| とすると、これは a+b≦13,a≠ba+b\le13,\qquad a\ne b と同値である。実際、x,yx,y が同符号なら ∣x+y∣=a+b|x+y|=a+b、異符号なら ∣x−y∣=a+b|x-y|=a+b であり、もう一方の絶対値は ∣a−b∣|a-b| となる。

正の整数の順序対 (a,b)(a,b) で a+b≦13a+b\le13 のものは 12+11+⋯+1=7812+11+\cdots+1=78 通り。同じ値の対 a=ba=b は a=1,…,6a=1,\ldots,6 の6通りなので、条件を満たすものは72通り。各々に x,yx,y の符号の組が4通りあり、a≠ba\ne b のため対応する数字は異なる。各符号付き数字に対応するカードは2枚ずつあるから、条件に合う順序付きカード対は 72⋅4⋅2⋅2=115272\cdot4\cdot2\cdot2=1152 通り。よって P((1+i)z∈A)=115252⋅51=96221.\displaystyle \boxed{P((1+i)z\in A)=\frac{1152}{52\cdot51}=\frac{96}{221}}.

この問題で使う考え方

  • 順序付きカード対の数え上げ
  • 積の法則
  • 非復元抽出
  • 複素数の座標表示と乗法

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。