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信州大学/2015年度

信州大学 2015年 数学 第5問解答・解説

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1問題

信州大学2015年度第5問

nを自然数とする。

(1) n以下の非負の整数kについて,関数x(1 + x)ⁿの導関数のxᵏの係数を求めよ。

(2) ∑k=0n\displaystyle \sum\limits _{k=0}^{n} (k + 1)² · ₙCₖ = (n + 1)(n + 4)2^{n−2} を示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)[xk] ddx{x(1+x)n}=(k+1)(nk)(0≦k≦n).\displaystyle (1)\quad [x^k]\,\frac{d}{dx}\{x(1+x)^n\}=(k+1)\binom{n}{k}\quad(0\le k\le n).
    (2)∑k=0n(k+1)2(nk)=(n+1)(n+4)2n−2.\displaystyle (2)\quad\sum\limits _{k=0}^{n}(k+1)^2\binom{n}{k}=(n+1)(n+4)2^{n-2}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 二項定理より x(1+x)n=∑j=0n(nj)xj+1.\displaystyle x(1+x)^n=\sum\limits _{j=0}^{n}\binom{n}{j}x^{j+1}. これを微分すると ddx{x(1+x)n}=∑j=0n(j+1)(nj)xj.\displaystyle \frac{d}{dx}\{x(1+x)^n\}=\sum\limits _{j=0}^{n}(j+1)\binom{n}{j}x^j. したがって、0≦\le k≦\le n に対する xkx^k の係数は (k+1)(nk)\displaystyle (k+1)\binom{n}{k} である。

(2) 恒等式 (k+1)2=k(k−1)+3k+1(k+1)^2=k(k-1)+3k+1 を用いる。二項定理 (1+x)n=∑k=0n(nk)xk\displaystyle (1+x)^n=\sum\limits _{k=0}^{n}\binom{n}{k}x^k の両辺を微分して x=1 とおくと ∑k=0nk(nk)=n2n−1.\displaystyle \sum\limits _{k=0}^{n}k\binom{n}{k}=n2^{n-1}. さらに二階微分して x=1 とおくと ∑k=0nk(k−1)(nk)=n(n−1)2n−2.\displaystyle \sum\limits _{k=0}^{n}k(k-1)\binom{n}{k}=n(n-1)2^{n-2}. (n=1 の場合も両辺は 0 で成り立つ。)また ∑k=0n(nk)=2n.\displaystyle \sum\limits _{k=0}^{n}\binom{n}{k}=2^n. よって ∑k=0n(k+1)2(nk)=n(n−1)2n−2+3n2n−1+2n={n(n−1)+6n+4}2n−2=(n2+5n+4)2n−2=(n+1)(n+4)2n−2,\displaystyle \begin{aligned}\sum\limits _{k=0}^{n}(k+1)^2\binom{n}{k}&=n(n-1)2^{n-2}+3n2^{n-1}+2^n\\&=\{n(n-1)+6n+4\}2^{n-2}\\&=(n^2+5n+4)2^{n-2}\\&=(n+1)(n+4)2^{n-2},\end{aligned} となり、示された。

この問題で使う考え方

  • 二項定理
  • 多項式の導関数

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