和歌山県立医科大学/2015年度/前期
和歌山県立医科大学 2015年 数学 第1問解答・解説
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1問題
とし, は実数とする。 によって表される曲線を とおく。 は 軸と点 でのみ交わるとする。さらに, の接線で傾きが のものがただ一つ存在するとし,それを とする。
(1) となることを示せ。
(2) の値の範囲を求めよ。
(3) と の接点の 座標が であるとき, と と 軸で囲まれる部分の面積を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
因数定理と二次式の判別式で係数条件を絞り、傾き条件と接点条件を用いて曲線を定め、定積分で囲まれた面積を求める。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
または
(3) 28数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) より、因数定理を用いて とおくと、 は最高次係数が の二次式である。もし なら、実数係数の二次式であることから となる実数 がある。 なら でも は 軸と交わり、 なら となって だから傾き の接線が存在しない。いずれも条件に反するので である。また、 に実数解があれば 以外で が 軸と交わることになるため、 は実数解をもたない。最高次係数が正の二次式なので 、特に である。 より 。
(2) 傾き の接線の接点の 座標は 、すなわち の解である。この二次式が異なる二つの実数解をもつとき、 はその二点の間で減少するため、接線の切片 は二点で異なり、異なる二本の接線になる。したがって、傾き の接線がただ一つという条件は、この二次方程式が重解をもつことを意味する。判別式を として さらに から であり、 となる。(1)で示したように二次因子は実数解をもたないので、その判別式は負である。よって ここに 、 を代入すると 両辺に3を掛けて整理すると、これは と同値である。この二次不等式を解くと
(3) 接点が なので、 は重解 をもち、最高次係数が であるから である。係数を比較して 。また から となり、 である。接線は より 。さらに また であり、二次因子は常に正である。したがって三曲線で囲まれる部分は、 では 軸と 、 では 軸と の間にある。その面積は 係数から得た式は を満たし、接線差は なので接点条件とも一致する。
この問題で使う考え方
- 剰余・因数定理
- 二次方程式の判別式
- 多項式の導関数
- 接線の方程式
- 定積分
- 定積分による面積
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