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信州大学/2022年度

信州大学 2022年 数学 第6問解答・解説

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1問題

信州大学2022年度第6問

2 次の項の係数がともに正の 2 次関数 f(x), g(x) について, 座標平面上の放物線 y = f(x), y = g(x) をそれぞれ C_1, C_2 とする。また, 直線 y = (1/2)x を ℓ とする。C_1 と ℓ は点 (0,0) で, C_2 と ℓ は点 (4,2) で接し, C_1 と C_2 は点 (4/3, 22/9) で交わるとする。このとき, 以下の問いに答えよ。

(1) f(x) と g(x) を求めよ。

(2) 放物線 C_1 の x ≧ 0 の部分と放物線 C_2 および直線 ℓ によって囲まれる図形を, y 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)f(x)=x2+x2,g(x)=(x−4)24+x2;\displaystyle \quad f(x)=x^2+\frac{x}{2},\qquad g(x)=\frac{(x-4)^2}{4}+\frac{x}{2};\qquad (2)V=640π81.\displaystyle \quad V=\frac{640\pi}{81}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 二次の係数を a,ba,b とする。C1C_1 は (0,0)(0,0) で ℓ:y=x2\displaystyle \ell:y=\frac{x}{2} に接するので f(x)=ax2+x2(a>0).\displaystyle f(x)=ax^2+\frac{x}{2}\quad(a>0). また、C2C_2 は (4,2)(4,2) で ℓ\ell に接するので g(x)=b(x−4)2+x2(b>0).\displaystyle g(x)=b(x-4)^2+\frac{x}{2}\quad(b>0). 交点 (43,229)\displaystyle \left(\frac43,\frac{22}{9}\right) を代入すると 16a9+23=229,64b9+23=229,\displaystyle \frac{16a}{9}+\frac23=\frac{22}{9},\qquad \frac{64b}{9}+\frac23=\frac{22}{9}, したがって a=1, b=14\displaystyle a=1,\ b=\frac14。よって f(x)=x2+x2,g(x)=(x−4)24+x2=x24−3x2+4.\displaystyle f(x)=x^2+\frac{x}{2},\qquad g(x)=\frac{(x-4)^2}{4}+\frac{x}{2} =\frac{x^2}{4}-\frac{3x}{2}+4.

(2) f(x)−g(x)=(3x−4)(x+4)4\displaystyle f(x)-g(x)=\frac{(3x-4)(x+4)}{4} なので、x≧0x\ge0 では x=43\displaystyle x=\frac43 で上側の放物線が ff から gg に切り替わる。さらに f(x)−ℓ(x)=x2,g(x)−ℓ(x)=(x−4)24,\displaystyle f(x)-\ell(x)=x^2,\qquad g(x)-\ell(x)=\frac{(x-4)^2}{4}, より下側の境界は 0≦x≦40\le x\le4 で直線 ℓ\ell である。したがって回転軸から距離 xx の縦薄片を回転してできる円筒殻の半径は xx、高さは区間ごとに x2x^2 または (x−4)24\displaystyle \frac{(x-4)^2}{4} となる。薄片の体積 2πx×(高さ) dx2\pi x\times\text{(高さ)}\,dx を積分して V=2π(∫04/3x3 dx+14∫4/34x(x−4)2 dx)=2π(6481+25681)=640π81.\displaystyle \begin{aligned} V&=2\pi\left(\int_0^{4/3}x^3\,dx+ \frac14\int_{4/3}^{4}x(x-4)^2\,dx\right)\\ &=2\pi\left(\frac{64}{81}+\frac{256}{81}\right) =\frac{640\pi}{81}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 接線条件からの二次関数の決定(HS_II_TANGENT)
  • 交点の因数分解と区間分割
  • 円筒殻による定積分体積(HS_III_VOLUME)

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