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信州大学/2025年度

信州大学 2025年 数学 第1問解答・解説

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1問題

信州大学2025年度第1問

a, b, c, p, q, r を実数とするとき,以下の問いに答えよ。

(1) a ≦ b, p ≦ q のとき, ap + bq ≧ aq + bp であることを示せ。

(2) a ≦ b ≦ c, p ≦ q ≦ r のとき, (a + b + c)(p + q + r) ≦ 3(ap + bq + cr) であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

単元・方法・テーマ

数学I「数と式・不等式」:左辺と右辺の差を因数分解し、順序条件から各因子の符号を確認する。テーマは順序づけられた実数の積の不等式。

(1) 左辺から右辺を引くと ap+bq−(aq+bp)=ap−aq+bq−bp=(b−a)(q−p).ap+bq-(aq+bp)=ap-aq+bq-bp=(b-a)(q-p). a≦ba\le b かつ p≦qp\le q だから b−a≧0b-a\ge0、q−p≧0q-p\ge0。よって ap+bq−(aq+bp)=(b−a)(q−p)≧0,ap+bq-(aq+bp)=(b-a)(q-p)\ge0, すなわち ap+bq≧aq+bpap+bq\ge aq+bp。

(2) 右辺から左辺を引いて整理すると 3(ap+bq+cr)−(a+b+c)(p+q+r)=(b−a)(q−p)+(c−b)(r−q)+(c−a)(r−p).\begin{aligned} &3(ap+bq+cr)-(a+b+c)(p+q+r)\\ &\quad=(b-a)(q-p)+(c-b)(r-q)+(c-a)(r-p). \end{aligned} 実際、右辺を展開すれば上の左辺になる。条件 a≦b≦ca\le b\le c から b−a≧0b-a\ge0、c−b≧0c-b\ge0、c−a≧0c-a\ge0 であり、p≦q≦rp\le q\le r から q−p≧0q-p\ge0、r−q≧0r-q\ge0、r−p≧0r-p\ge0。従って右辺は3つの非負数の和なので 3(ap+bq+cr)−(a+b+c)(p+q+r)≧0.3(ap+bq+cr)-(a+b+c)(p+q+r)\ge0. これを移項すれば (a+b+c)(p+q+r)≦3(ap+bq+cr)(a+b+c)(p+q+r)\le3(ap+bq+cr) を得る。

この問題で使う考え方

  • 差の因数分解
  • 順序条件による各因子の符号判定

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