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信州大学/2025年度

信州大学 2025年 数学 第6問解答・解説

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1問題

信州大学2025年度第6問

0 ≦ x ≦ 2π において, 2曲線 y = |sin x|, y = −cos 2x によって囲まれた図形の面積を求めよ。また, この図形をx軸のまわりに1回転させてできる回転体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 面積
    2
  • 体積
    π²/4+3√3π/8

3解答

解答を見る途中式つきの解答

交点は ∣sin⁡x∣=−cos⁡2x|\sin x|=-\cos2x より sin⁡x=1\sin x=1 となり、閉領域の範囲は π/2≦x≦3π/2\pi/2\le x\le3\pi/2 である。面積は ∫π/23π/2( ∣sin⁡x∣+cos⁡2x ) dx=2.\displaystyle \int_{\pi/2}^{3\pi/2}(\,|\sin x|+\cos2x\,)\,dx=2.

回転軸は xx 軸である。断面は、両端側の π/2≦x≦3π/4\pi/2\le x\le3\pi/4 と 5π/4≦x≦3π/25\pi/4\le x\le3\pi/2 の範囲では二曲線がともに軸の同じ側にあるため円環となる。中央で下側の曲線が軸を横切る区間では、回転断面は円板である。外半径は ∣sin⁡x∣|\sin x| と ∣cos⁡2x∣|\cos2x| の大きい方で切り替わり、その交点は ∣sin⁡x∣=∣cos⁡2x∣|\sin x|=|\cos2x| から x=5π/6,7π/6x=5\pi/6,7\pi/6 となる。左右対称性を使うと体積は V=π{2∫π/23π/4(sin⁡2x−cos⁡22x) dx+2∫3π/45π/6sin⁡2x dx+∫5π/67π/6cos⁡22x dx}.\displaystyle V=\pi\left\{2\int_{\pi/2}^{3\pi/4}(\sin^2x-\cos^22x)\,dx +2\int_{3\pi/4}^{5\pi/6}\sin^2x\,dx +\int_{5\pi/6}^{7\pi/6}\cos^22x\,dx\right\}. ここで ∫π/23π/4(sin⁡2x−cos⁡22x) dx=14,∫3π/45π/6sin⁡2x dx=π24+38−14,∫5π/67π/6cos⁡22x dx=π6+38.\displaystyle \int_{\pi/2}^{3\pi/4}(\sin^2x-\cos^22x)\,dx=\frac14, \quad \int_{3\pi/4}^{5\pi/6}\sin^2x\,dx=\frac{\pi}{24}+\frac{\sqrt3}{8}-\frac14, \quad \int_{5\pi/6}^{7\pi/6}\cos^22x\,dx=\frac{\pi}{6}+\frac{\sqrt3}{8}. したがって V=π24+33 π8.\displaystyle \boxed{V=\frac{\pi^2}{4}+\frac{3\sqrt3\,\pi}{8}}.

面積2は曲線の上下を積分して得られる。回転体の体積では断面が区間ごとに円環または円板になる。軸をまたぐ区間で外半径が切り替わる点5π/6,7π/6を確認し、各区間の二乗半径を積分した。

この問題で使う考え方

  • 三角恒等式
  • 領域積分
  • 円板法と円環法

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