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昭和大学/2010年度/Ⅰ期

昭和大学 2010年 数学 第3問解答・解説

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1問題

昭和大学2010年度第3問

次の各問に答えよ。ただし,答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 関数 f(x)f(x) は α≦x≦β\alpha\leq x\leq\beta の範囲で定義され,∫αβf(x) dx=1,∫αβxf(x) dx=A\displaystyle \int_{\alpha}^{\beta}f(x)\,dx=1,\quad\int_{\alpha}^{\beta}xf(x)\,dx=A である。

関数 g(y)g(y) を g(y)=∫yβf(x) dx (α≦y≦β)\displaystyle g(y)=\int_y^\beta f(x)\,dx\ (\alpha\leq y\leq\beta) と定義するとき,以下の問に答えよ。

(1-1) dg(y)dy\displaystyle \dfrac{dg(y)}{dy} を関数 ff を用いて表せ。

(1-2) ∫αβg(y) dy\displaystyle \int_{\alpha}^{\beta}g(y)\,dy の値を求めよ。

(2) xyxy 平面上の2つの曲線 y=x2+ay=x^2+a(aa は実数)と x2+y2=1x^2+y^2=1 が4つの異なる共有点をもつような aa の値の範囲を求めよ。

(3) 半径 rr の円に正24角形が内接している。この正24角形の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1-1)
    −f(y)
  • (1-2)
    A−α
  • (2)
    −5/4<a<−1−5/4<a<−1
  • (3)
    3(6−2)r23(\sqrt6-\sqrt2)r^2

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1-1) 原文には ff の連続性が明記されていないため、以下は ff が連続である場合の結論である。微積分の基本定理より g′(y)=ddy∫yβf(x) dx=−f(y).\displaystyle g'(y)=\frac{d}{dy}\int_y^\beta f(x)\,dx=-f(y). 連続性がない場合も、yy が ff の連続点ならこの微分公式が成り立つ。 (1-2) (1-1) と同じく ff が α≦x≦β\alpha\le x\le\beta の範囲で連続と仮定する。このとき g′(y)=−f(y)g'(y)=-f(y)、また定義と ∫αβf(x) dx=1\displaystyle \int_\alpha^\beta f(x)\,dx=1 から g(β)=0, g(α)=1g(\beta)=0,\ g(\alpha)=1 である。部分積分を一変数で行うと ∫αβg(y) dy=[yg(y)]αβ−∫αβyg′(y) dy=−α+∫αβyf(y) dy=A−α.\displaystyle \begin{aligned} \int_\alpha^\beta g(y)\,dy &=[yg(y)]_\alpha^\beta-\int_\alpha^\beta y g'(y)\,dy\\ &=-\alpha+\int_\alpha^\beta y f(y)\,dy =A-\alpha. \end{aligned} ここで最後に A=∫αβxf(x) dx\displaystyle A=\int_\alpha^\beta x f(x)\,dx を用いた。連続性が原文で仮定されていないため、(1-2)の結論もこの連続性を仮定した条件付きである。 (2) t=x2≧0t=x^2\ge0 とおくと交点条件は t2+(2a+1)t+a2−1=0.t^2+(2a+1)t+a^2-1=0. 4つの異なる共有点をもつには、この式が異なる2つの正の解をもてばよい。根の和・積・判別式の条件はそれぞれ a<−12\displaystyle a<-\frac12、a2−1>0a^2-1>0、4a+5>04a+5>0 であり、共通範囲は −54<a<−1.\displaystyle -\frac54<a<-1. (3) 正24角形を中心から24個の三角形に分けると、各中心角は 15∘15^\circ。面積は 24⋅12r2sin⁡15∘=3(6−2)r2.\displaystyle 24\cdot\frac12r^2\sin15^\circ=3(\sqrt6-\sqrt2)r^2.

(1-1) 原文にfの連続性は明記されていない。fが連続なら微積分の基本定理からg′(y)=−f(y)となり、連続性がない場合もfの連続点では同じ公式が成立する。(1-2) fの連続性を仮定し、(1-1)のg′=−fと端点値g(α)=1,g(β)=0を用いて一変数の部分積分を行うとA−αとなる。したがって(1)はfの連続性を仮定した条件付き。(2) t=x²と置き、二次方程式が異なる正の2解を持つ条件を根の和・積・判別式で調べる。端点では重解またはt=0を含むため除く。(3) 正24角形を中心から24個の二等辺三角形に分け、それらの面積を足す。

この問題で使う考え方

  • 微積分の基本定理
  • 部分積分
  • 判別式と根の符号
  • 中心角による分割

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