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昭和大学/2012年度/Ⅰ期

昭和大学 2012年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2012年度第4問

次の各問に答えよ。ただし,答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 2つの曲線 y=13x(x−3)およびx=13y(y−3)\displaystyle y=\frac{1}{\sqrt{3}}x(x-\sqrt{3})\quad\text{および}\quad x=\frac{1}{\sqrt{3}}y(y-\sqrt{3})がある。

(1-1) この2つの曲線の交点を求めよ。

(1-2) この2つの曲線によって囲まれる部分の面積を求めよ。

(2) lim⁡x→∞(a2x2+x+1−bx)=2\displaystyle \lim\limits _{x\to\infty}\left(a\sqrt{2x^2+x+1}-bx\right)=2が成り立つような実数 a,ba,b の値を求めよ。

(3) x≧0x\geq0 のとき,xx の関数 f(x)=∫0x3t(3t−4)(x−t) dt\displaystyle f(x)=\int_0^x 3^t(3^t-4)(x-t)\,dtの最小値を与える xx の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1-1) (0,0), (23,23),(0,0),\space{}(2\sqrt3,2\sqrt3),\quad (1-2) 8,8,\quad (2) a=42, b=8,a=4\sqrt2,\space{}b=8,\quad (3) x=log⁡37.x=\log_3 7.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1-1)

h(t)=t23−t\displaystyle h(t)=\frac{t^2}{\sqrt3}-t とおく。y=h(x), x=h(y)y=h(x),\ x=h(y) を引くと (y−x)x+y3=0.\displaystyle (y-x)\frac{x+y}{\sqrt3}=0. x≠yx\ne y なら y=−xy=-x となるが、y=h(x)y=h(x) に代入すると x2=0x^2=0 で矛盾する。ゆえに x=y. x=h(x)x=y.\ x=h(x) より x(x−23)=0x(x-2\sqrt3)=0 なので交点は (0,0),(23,23).(0,0),(2\sqrt3,2\sqrt3).

(1-2)

2曲線は y=xy=x に関して対称であり、この直線が交点を結んで領域を二等分する。0<x<230<x<2\sqrt3 で h(x)<xh(x)<x だから片側の面積は ∫023(x−h(x)) dx=∫023(2x−x23) dx=4.\displaystyle \int_0^{2\sqrt3}(x-h(x))\,dx=\int_0^{2\sqrt3}(2x-\frac{x^2}{\sqrt3})\,dx=4. よって全体は 8.8.

(2)

a2x2+x+1−bx=a(2x2+x+1−2x)+(a2−b)x.a\sqrt{2x^2+x+1}-bx=a(\sqrt{2x^2+x+1}-\sqrt2x)+(a\sqrt2-b)x. 有限な極限には b=a2b=a\sqrt2 が必要。さらに 2x2+x+1−2x=x+12x2+x+1+2x⟶122.\displaystyle \sqrt{2x^2+x+1}-\sqrt2x=\frac{x+1}{\sqrt{2x^2+x+1}+\sqrt2x}\longrightarrow\frac1{2\sqrt2}. よって a22=2\displaystyle \frac{a}{2\sqrt2}=2 から a=42,b=8.a=4\sqrt2,b=8.

(3)

g(t)=3t(3t−4)g(t)=3^t(3^t-4) とおく。f(x)=x∫0xg(t) dt−∫0xtg(t) dt\displaystyle f(x)=x\int_0^xg(t)\,dt-\int_0^xtg(t)\,dt と書き、積分の基本定理で微分すると f′(x)=∫0xg(t) dt=(3x−1)(3x−7)2ln⁡3.\displaystyle f'(x)=\int_0^xg(t)\,dt=\frac{(3^x-1)(3^x-7)}{2\ln 3}. x>0x>0 では 3x−1>03^x-1>0 なので、0<x<log⁡370<x<\log_3 7 で f′(x)<0f'(x)<0、x>log⁡37x>\log_3 7 で f′(x)>0.f'(x)>0. よって最小値を与えるのは x=log⁡37.x=\log_3 7.

この問題で使う考え方

  • 放物線
  • 定積分による面積
  • 関数の極限
  • 無理関数の性質
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 対数関数のグラフ・増減
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質

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