(1-1) 3回の結果は順序を区別して 83=512 通りあり、すべて同様に確からしい。R=1 となるには、最小値が k、最大値が k+1(k=1,…,7)であり、3回ともこの2数のどちらかを読み、両方が少なくとも1回現れればよい。各 k について該当する並びは 23−2=6 通りなので、 P(R=1)=837⋅6=51242=25621.
(1-2) 最小値を m とすると、最大値 m+4 となる m は 1,2,3,4 の4通りである。各 m について、3個の数字は m,m+1,…,m+4 から選ばれ、端の m,m+4 がともに少なくとも1回現れる。該当する並びの数は、端のどちらかが現れない場合を除く包含排除により 53−2⋅43+33=24. 従って P(R=4)=834⋅24=51296=163.
(1-3) 最大値を M、最小値を m とする。P(M≦j)=(8j)3 であるから、 E[M]=j=1∑8P(M≧j)=j=1∑8(1−(8j−1)3)=8−51213+⋯+73=8−512282=32207. 同様に P(m≧j)=(89−j)3 より E[m]=j=1∑8P(m≧j)=51213+⋯+83=512362=3281. R=M−m なので E[R]=E[M]−E[m]=32207−81=1663.
(2) 対数の定義域から a>0, a=1 である。u=loga5 とおけば u=0 であり、底の変換関係から log5a2=2log5a=u2. したがって方程式は x2+ux+u2=0 となる。2つの異なる負の実数解をもつためには、解の積が正、和が負、判別式が正であることが必要十分である。解の積は u2、和は −u なので、積が正であることから u>0 となり、このとき和も負である。判別式の条件は u2−u8>0すなわちu3>8すなわちu>2. よって loga5>2。これは a>1 のもとで a2<5 と同値であるから、 1<a<5. この範囲では積が正、和が負、判別式が正となるので、確かに異なる負の解をもつ。
(3-1) Φ(u,v)=(u−vvu) とおくと、成分ごとの積の計算から Φ(u,v)Φ(s,t)=Φ(us−vt,ut+vs) である。A=Φ(a,b) に対し B=A2 だから B2=A は A4=A を意味する。これを対応する実数の組の積で考え、p=(a,b)、単位組を e=(1,0) とおくと p4=p、すなわち p(p3−e)=(0,0). 組の積を (u,v)(s,t)=(us−vt,ut+vs) と書けば、 (us−vt)2+(ut+vs)2=(u2+v2)(s2+t2). b>0 より a2+b2>0 なので、この等式から p(p3−e)=(0,0) なら p3−e=(0,0) である。従って A3=I。成分を直接掛けても A3=(a3−3ab2−(3a2b−b3)3a2b−b3a3−3ab2)=I となる。
(3-2) A3=I の成分を比較すると a3−3ab2=1,b(3a2−b2)=0. b>0 より b2=3a2 であり、これを前式に代入すると −8a3=1、従って a=−21。さらに b>0 だから b=23 である。このとき実際に A3=I となり、B=A2 とおけば B2=A4=A を満たす。