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昭和大学/2014年度/Ⅰ期

昭和大学 2014年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2014年度第4問

次の各問に答えよ。ただし、(1)の答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 数列 {an} (n=1,2,3,…)\{a_n\}\ (n=1,2,3,\ldots) が an=∫01x2(1−x)n dx\displaystyle a_n=\int_0^1 x^2(1-x)^n\,dx により与えられている。次の問に答えよ。

(1-1) 数列 {an}\{a_n\} の一般項 ana_n を nn を用いて表せ。

(1-2) ∑n=1∞(n+c)(an−an+1)=2\displaystyle\sum\limits _{n=1}^{\infty}(n+c)(a_n-a_{n+1})=2 となる実数 cc の値を求めよ。

(2) ∣2x+y∣+∣2x−y∣=2\lvert 2x+y\rvert+\lvert 2x-y\rvert=2 のグラフを図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

部分積分で積分数列を評価し、級数は有限和の添字移動と望遠和に帰着した。絶対値和は変数を線形変換して場合分けし、長方形の周として表した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1-1) an=2(n+1)(n+2)(n+3)(1\displaystyle 1)\space{}a_n=\frac{2}{(n+1)(n+2)(n+3)}\quad (1-2) c=222)\space{}c=22

    (2) 頂点 (−12,−1),(12,−1),(12,1),(−12,1)\displaystyle (-\frac12,-1),(\frac12,-1),(\frac12,1),(-\frac12,1) を順に結ぶ長方形の周

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1-1) n≧1n\ge1 に対し、部分積分を2回行う。まず an=∫01x2(1−x)n dx=2n+1∫01x(1−x)n+1 dx,\displaystyle a_n=\int_0^1x^2(1-x)^n\,dx =\frac2{n+1}\int_0^1x(1-x)^{n+1}\,dx, さらに ∫01x(1−x)n+1 dx=1n+2∫01(1−x)n+2 dx=1(n+2)(n+3).\displaystyle \int_0^1x(1-x)^{n+1}\,dx =\frac1{n+2}\int_0^1(1-x)^{n+2}\,dx =\frac1{(n+2)(n+3)}. よって an=2(n+1)(n+2)(n+3).\displaystyle a_n=\frac{2}{(n+1)(n+2)(n+3)}.

(1-2) 一般項から an−an+1=6(n+1)(n+2)(n+3)(n+4).\displaystyle a_n-a_{n+1} =\frac{6}{(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)}. 部分和を添字をずらして整理すると ∑n=1N(n+c)(an−an+1)=ca1+∑n=1Nan−(N+c)aN+1.\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{N}(n+c)(a_n-a_{n+1}) =c a_1+\sum\limits _{n=1}^{N}a_n-(N+c)a_{N+1}. 一般項より a1=112\displaystyle a_1=\frac1{12}、また (N+c)aN+1→0(N+c)a_{N+1}\to0 である。さらに an=1(n+1)(n+2)−1(n+2)(n+3)\displaystyle a_n=\frac1{(n+1)(n+2)}-\frac1{(n+2)(n+3)} なので ∑n=1∞an=12⋅3=16.\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{\infty}a_n=\frac1{2\cdot3}=\frac16. 従って与えられた級数の和は c12+16\displaystyle \frac c{12}+\frac16 であり、これが 22 となる条件は c12+16=2,c=22.\displaystyle \frac c{12}+\frac16=2,\qquad c=22.

(2) u=2x, v=yu=2x,\ v=y とおく。 ∣u∣≧∣v∣|u|\ge|v| なら u+v,u−vu+v,u-v は uu と同符号(または0)なので ∣u+v∣+∣u−v∣=2∣u∣.|u+v|+|u-v|=2|u|. 同様に ∣v∣≧∣u∣|v|\ge|u| なら左辺は 2∣v∣2|v| である。従って ∣2x+y∣+∣2x−y∣=2max⁡(∣2x∣,∣y∣).\displaystyle |2x+y|+|2x-y|=2\max(|2x|,|y|). 与式は max⁡(∣2x∣,∣y∣)=1\displaystyle \max(|2x|,|y|)=1、すなわち ∣x∣≦12, ∣y∣≦1\displaystyle |x|\le\frac12,\ |y|\le1 で少なくとも一方が等号となる点の集合である。これは頂点 (−12,−1),(12,−1),(12,1),(−12,1)\displaystyle \left(-\frac12,-1\right),\quad \left(\frac12,-1\right),\quad \left(\frac12,1\right),\quad \left(-\frac12,1\right) を順に結んだ長方形の周である。辺は y=±1 (−12≦x≦12)\displaystyle y=\pm1\ (-\frac12\le x\le\frac12) および x=±12 (−1≦y≦1)\displaystyle x=\pm\frac12\ (-1\le y\le1) である。

この問題で使う考え方

  • 部分積分法
  • 不定積分・定積分の性質
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用
  • 不等式の表す領域

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