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徳島大学/2007年度/・栄養 前期

徳島大学 2007年 数学 第4問解答・解説

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1問題

徳島大学2007年度第4問

不等式 ∣x+2y∣+∣2x+y∣≦1|x+2y|+|2x+y|\leq1 の表す領域を DD とする。

(1) 領域 DD を図示せよ。

(2) 領域 DD における x+2yx+2y の最大値および最小値を求めよ。

(3) 領域 DD における ∣x∣+∣2y∣|x|+|2y| の最大値および最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    D={(x,y):∣x+y∣≦13, ∣x−y∣≦1}\displaystyle D=\{(x,y): |x+y|\le\frac13,\ |x-y|\le1\}。頂点は(−23,13),(−13,23),(23,−13),(13,−23)\displaystyle \left(-\frac23,\frac13\right),\left(-\frac13,\frac23\right),\left(\frac23,-\frac13\right),\left(\frac13,-\frac23\right)の順。
  • (2)
    最大値1、最小値−1。
  • (3)
    最大値53\displaystyle \frac53、最小値00。
  • (2) 最大・最小となるとき
    最大は(−13,23)\displaystyle \left(-\frac13,\frac23\right)、最小は(13,−23)\displaystyle \left(\frac13,-\frac23\right)。
  • (3) 最大・最小となるとき
    最大は(−13,23),(13,−23)\displaystyle \left(-\frac13,\frac23\right),\left(\frac13,-\frac23\right)、最小は(0,0)(0,0)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) u=x+2y, v=2x+yu=x+2y,\ v=2x+y と置く。この変換は逆変換 x=−u+2v3, y=2u−v3\displaystyle x=\frac{-u+2v}{3},\ y=\frac{2u-v}{3} をもつ。恒等式 ∣u∣+∣v∣=max⁡(∣u+v∣,∣u−v∣)\displaystyle |u|+|v|=\max(|u+v|,|u-v|) を示す。実際、右辺の二乗は u2+v2+2∣uv∣=(∣u∣+∣v∣)2u^2+v^2+2|uv|=(|u|+|v|)^2 であり、両辺は0以上である。よって ∣u∣+∣v∣≦1|u|+|v|\le1 は ∣u+v∣≦1|u+v|\le1 かつ ∣u−v∣≦1|u-v|\le1 と同値。u+v=3(x+y), u−v=y−xu+v=3(x+y),\ u-v=y-x なので、DDは ∣x+y∣≦13, ∣x−y∣≦1\displaystyle |x+y|\le\frac13,\ |x-y|\le1 の共通部分である。境界直線の交点を解くと、頂点は順に A(−23,13), B(−13,23), C(23,−13), E(13,−23)\displaystyle A(-\frac23,\frac13),\ B(-\frac13,\frac23),\ C(\frac23,-\frac13),\ E(\frac13,-\frac23)。この順に結び、境界を含む平行四辺形を図示すればよい。

(2) u=x+2yu=x+2y とすると、領域条件 ∣u∣+∣v∣≦1|u|+|v|\le1 から −1≦u≦1-1\le u\le1。(u,v)=(1,0)(u,v)=(1,0) と (u,v)=(−1,0)(u,v)=(-1,0) はどちらも条件を満たすので、最大値11、最小値−1-1はいずれも達成される。逆変換から達成点は、それぞれ (x,y)=(−13,23),(13,−23)\displaystyle (x,y)=(-\frac13,\frac23),(\frac13,-\frac23)。

(3) 逆変換を使い、三角不等式を適用すると、∣x∣+∣2y∣=∣2v−u∣+2∣2u−v∣3≦5∣u∣+4∣v∣3≦5(∣u∣+∣v∣)3≦53\displaystyle |x|+|2y|=\frac{|2v-u|+2|2u-v|}{3}\le\frac{5|u|+4|v|}{3}\le\frac{5(|u|+|v|)}{3}\le\frac53。(u,v)=(±1,0)(u,v)=(\pm1,0) では等号が成り立ち、達成点は(2)の2点である。一方、絶対値の和は00以上であり、原点はDに含まれて値00をとる。よって最小値は00。

この問題で使う考え方

  • 可逆な一次変換
  • 絶対値の恒等式
  • 境界直線の交点計算
  • 三角不等式

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