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徳島大学/2009年度/前期

徳島大学 2009年 数学 第3問解答・解説

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1問題

徳島大学2009年度第3問

放物線 y=x2−1y=x^2-1 の表す曲線を CC とする。

(1) CC 上の点 A(t,t2−1)A(t,t^2-1) における法線の方程式を求めよ。

(2) 放物線 y=x2y=x^2 上に点 PP をとる。点 PP を通る CC の法線がちょうど2本存在する点 PP の座標をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

法線を媒介変数tで表し、Pを通る条件をtの三次方程式に帰着する。二つの異なる実根をもつ場合の重解条件を用いて候補を求め、各候補で因数分解して根数を確認する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x+2ty=2t3−t (t=0(1)\space{}x+2ty=2t^3-t\space{}(t=0では x=0).x=0).
    (2) P=(12,14), (−12,14).\displaystyle (2)\space{}P=\left(\frac12,\frac14\right),\space{}\left(-\frac12,\frac14\right).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 曲線 (C) を x=t,y=t2−1x=t,\quad y=t^2-1 と媒介変数表示する。このとき接ベクトルは (1,2t)(1,2t) である。法線はこのベクトルに垂直だから、点 A(t,t2−1)A(t,t^2-1) を通る法線は (x−t)+2t{y−(t2−1)}=0,(x-t)+2t\{y-(t^2-1)\}=0, すなわち x+2ty=2t3−t\boxed{x+2ty=2t^3-t} である。この式は t=0t=0 のときも x=0x=0 を表す。

(2) P=(u,u2)P=(u,u^2) とおく。(1)の法線上に (P) がある条件は u+2tu2=2t3−t,u+2tu^2=2t^3-t, すなわち g(t)=2t3−(2u2+1)t−u=0g(t)=2t^3-(2u^2+1)t-u=0 である。法線の式では xx の係数を (1) にそろえてあるので、異なる tt は異なる法線を表す。したがって、求める条件はこの三次方程式が異なる実数解をちょうど2個もつことである。

異なる実数解がちょうど2個なら、三次式の因数分解では一方の解が重解となる。重解を (c) とすると g(c)=g′(c)=0g(c)=g^{\prime}(c)=0 である。ここから 2u2+1=6c2,u=−4c32u^2+1=6c^2,\qquad u=-4c^3 を得る。第2式を第1式に代入し、z=c2,z≧0z=c^2,\quad z\ge0 とおくと 32z3−6z+1=4(z−14)(4z−1)(2z+1)=0.\displaystyle 32z^3-6z+1=4\left(z-\frac14\right)\left(4z-1\right)(2z+1)=0. z≧0z\ge0 では 2z+1>02z+1>0 であり、残りの積が0となるのは z=14\displaystyle z=\frac14 のときに限る。よって c=±12\displaystyle c=\pm\frac12 であり、u=−4c3u=-4c^3 から u=∓12\displaystyle u=\mp\frac12 を得る。

実際、u=12\displaystyle u=\frac12 のとき 2g(t)=4t3−3t−1=(t−1)(2t+1)2,2g(t)=4t^3-3t-1=(t-1)(2t+1)^2, なので異なる実数解は t=1,−12\displaystyle t=1,-\frac12 の2個である。また u=−12\displaystyle u=-\frac12 のとき 2g(t)=4t3−3t+1=(t+1)(2t−1)2,2g(t)=4t^3-3t+1=(t+1)(2t-1)^2, なので異なる実数解は t=−1,12\displaystyle t=-1,\frac12 の2個である。各場合とも異なる tt は異なる法線を表す。したがって P=(12,14), (−12,14)\displaystyle \boxed{P=\left(\frac12,\frac14\right),\ \left(-\frac12,\frac14\right)} である。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 剰余・因数定理

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